証券ビュー

紫玉庵

選挙終盤 (2012.12.12)

徹底したフクシマ隠し

原発54基造り続けた自民党

衆議院選挙が終盤です。

マスメディアの世論調査では、

自民と公明が過半数を取る圧勝とのことですが、

ここまでに至るには、

徹底したフクシマ隠しがあります。

忘れないでください。

原発を54基も造り続けたのは、

自民党であったことを。

電源喪失での爆発の危険性を

指摘されながら、

何の対応もしなかったのは、

自民党の安倍内閣だったことを。

民主党の国家運営が

あまりにお粗末だったのは

紛れもない事実ですが、

それならばと、自民党時代にもどすと

どうなるのでしょうか.。

しかも、安倍総裁は、冷戦時代の発想で、

憲法九条を変えて、自衛隊を国防軍にして、

進んで戦争が出来る体制をつくるといいます。

それで中国と対峙するといい、それでいて、

留学生を受け入れるともいいます。

なんとも、アマチャンのおめでたい発想なことでしょう。

中国の姿勢(国家方針、統治原則)は、

はっきりしています。

尖閣に自衛隊が駐留するとき、

領土侵犯とみなし戦争になる。

国際条約も外交慣例も関係なく、

中華民族全体での統治権の正統性をかけて、

中国(北京政府)は、この尖閣問題で

命がけの対応をします。

すでに、台湾(中華民国)も

この中国の意向を汲み入れています。

具体的には、宣戦布告のあとには、

上海などに住む在留邦人を

拘束する(人質に取る)事から始めるでしょう。

そのときの緊張状態から、

どのような政治解決になるのか、

それとも、本格戦争になるのか。

日本は、ポツダム宣言を受け入れたあと、

東京湾に浮かぶミズーリ号で

降伏文書にサインしました。

このとき、中華民国代表は徐永昌です。

サンフランシスコ講和条約で日本は

国際社会に復帰したのですが、

中国との講和条約は、最初は台湾の中華民国と、

そして、北京政府が1971年10月に

国連での代表権を得てからは、

翌年に講和しました。

尖閣は元は琉球王国領、

明治になってからは日本国政府。

しかし、このポツダム宣言を受諾してからあとは、

アメリカが日本国の領有権を認めていません。

田中角栄と周恩来の熟慮と知恵で

沈静化させていたのを、

壊しているのが現在です。

安倍は、日本の外交をこれ以上、

さらに壊すのでしょうか。

しかも、同時に、国債乱発と日銀引き受けによって

公共事業を乱発し、

日本円の市場価値と信認性を壊すことで、輸出を拡大する。

特に、 公共事業で、 景気回復 。

今の国債が、すでに、

どういう現状になっているかは、

NHKが今月23日に、特集を放映します