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企業レポート

半導体が焦点 CKD 12月6日 (2010.12.06)

脱皮巡りクライマックス

海外と成長市場がターゲット
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CKD(6407)は復調。1、2Q上方修正し自信を取り戻した。3Q踊り場とみられ、4Q半導体が焦点。得意先東京エレクトロンの上方修正、90円増配が手がかり。3Q発表(前期1月28日)が次の流れを左右しそうだ。すでに中期計画で海外と成長市場をターゲットにしぼり、流体制御と自動化を基盤にグローバル企業に脱皮する旨を表明。

同計画で連結売上高850億円、営業利益90億円(13年3月期)を打ち出した。目標が決まっているだけに、チャイナファーム出展(10月26~29日)や中国、タイ、韓国の拠点増強、国内の生産集約など展開待ち。5月17日に海外(上期構成比20%)が次のバロメータと述べたが、生産比率(同4・5%)も遅れをとっており、同計画ではそれぞれ26%、20%に引き上げる見込み。得意の自動機械でリチウムイオン捲回機がリード。機器も半導体中心に息を吹き返した。社運は来年絶好調。年初の願いが叶うという。 2Q連結累計は、66%増収、営業利益36億7700万円、経常利益36億9200万円、純益21億9300万円と様変わり。前期3Qから尻上がりだ。消去前、機器の営業利益38億7500万円(前期の営業損失9億6800万円)が大きい。11年3月期(連結)は、売上高680億円(36%増)、営業利益63億円(19倍)、経常利益61億円(8・6倍)、純益36億円(2・4倍)に見直した。配当は当初8円から12円(中間6円)に復元する予定。設備投資30億円(前期6億円)の計画。13年(70周年)にかけて次世代の仕込み急ピッチ。次の10年が2度目の事業確立期にあたり、来年から3年脱皮を巡るクライマックス。市場でも4月6日829円を戻り高値に2段上げ途上。9月1日482円を安値に倍返し。1200円が視野に入った。直近2期の大調整で再び損益分岐点が猛烈に下がり、リバウンドも予想以上とみられる。

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