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史上初の女性首相誕生 ダークホース未来の党を持て余す (2012.12.03)

解散・総選挙をきっかけに11月堅調な引け。日経平均が4ヵ月連続陽線になった。昨年12月から今年3月に肩を並べるもので、直近ドル82円、ユーロ107円に和らいだ円安が主因。11月30日寄り前発表された10月の鉱工業生産1.8%上昇も4ヵ月ぶり支援材料。国連がパレスチナ国家を採択し、総選挙が焦点になってきた。4日公示、16日投開票。すでに公示前大手メディアが持ち上げた民自公と維新の息が上がり、後半未来の党がダークホース。女性が圧倒的に嘉田代表(62)を支持しており、場合によれば史上初の女性首相誕生も考えられる。有権者にとって原発、消費税、TPP反対に越したことはない。代表は原発に歯止めをかけ、小沢が消費税とTPPをこなせば回るはず。前半で息が上がった連中も寄ってくる。ただ、代表は経済が苦手。民間レベルの閣僚起用もありそうだ。11月27日から情勢一変。3日から未来の党猛追が予想される。鳩山前首相が再び引退を表明したほか、民主党の首相・閣僚経験者も落選が伝えられ、これから2週間記録的な選挙戦。来年夏の参院選を視野に民自公や維新もぶっ壊れそうな雰囲気。ひところ大政翼賛会の再来を心配したが、最悪の事態を免れそうだ。仕掛けたのは奥の院と述べたものの、以前から細川護煕(74)と武村正義(78)介在説も根強く、未来の党が前例のない新勢力に次々脱皮している。代表は無論、小沢にとっても最初で最後のチャンス。民自公が維新をぶっ壊すだけになりかねないが、翼賛会より遥かにマシ。投票率も上がりそうで番狂わせが相次ぐ模様。米国や中国にも跳ね返る見込み。相場は19日韓国大統領選、22日フォトンベルトを踏まえ二転、三転しそうだ。途中まで下振れした4月と似たような展開。来夏の参院選まで紆余曲折が続く。米国も気になる。財政の崖が1年先送りとしても、共和党の立ち上げたゴールド委員会が新たな手掛かり。FRB議長の追加緩和に批判が高まっているためで、金本位制復活が次のテーマ。年末年始■■■■■■(****) と■■■■■■(****) に流し目がいきそうだ。大統領選直後、米国でルイジアナ、テキサス、モンタナなど15州が連邦政府に独立請願書を提出。署名運動に入ったのも同じ流れ。米国、FRBも行き詰まり踊り場を迎えた。曲がりなりに来年腹をくくる時がくる。日本は11月に首相が解散をやむなくされ、身を以て万歳突撃を演じた。2週間後、修羅場がやってくる。この間、市場が未来の党を品定め。売りでも買いでも利食いできればしめたものだ。同党と株の相性がわかる。
日経平均は45円高。9446円の引け。東証一部の出来高23億8500万株、売買代金1兆4200億円に回復。これなら12月第2幕が上がる。12月物が40円高で寄り引けも同じ9450円。9750円コールが人気という。引け後円が一段安になり82円台後半。夜間取引で9500円台に乗せている。11月30日述べた■■■■■(****)、■■■■(****)■■(****)、■■■■(****)が先発。■■■(****)、■■■■■■(****) は中継ぎ。切り札も■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)でこのまま。嘉田代表は学者タイプ。メルケル首相(58)との会談が似合いそう。脱原発関連が打診買いの対象になる。廃炉、代替エネルギー関連で何か出てくるはずだ。消費税引き上げ、TPP反対関連もややこしい。1、2週持て余すような場味になりそうだ。パレスチナが国家として認められる時代。以前述べたイスラエルの役目も終わる。無事が何よりになった。(了凡)