余熱残るまさかの三空 日本こそ世界救うと海外が評価 (2012.10.22)
10月16、17、18日まさかの三空。19日さすがに戻り売りが出た。米国の住宅関連指標改善、スペイン債の格下げ見送り、日銀に月末追加緩和観測が流れるなど円安と不安の後退が手掛かり。先物の味つけ買いが目立ち、買い戻し、値頃感によるもの。金融一辺倒で政策対応が泣きどころだ。南欧や中国で抗議デモが再燃し、追加緩和の限界もうかがえる。11、12月米国や中国、韓国が新しい指導者に変わろうと事態の改善を見込めないのが気懸り。来年も消耗戦が続く見込みで底力、体力勝負。限界を再三先送りした経緯から耐えられない場面もありそうだ。考えられるのが、米国財政の崖回避と債務上限引き上げ。ECBが来年1月からユーロ圏全約6000行を一元管理すると発表したが、FRBもさらにドルの供給が増え、担保となる金先物を嵩上げしないともたいない。暮れ、年明け「韓国破綻」に備え■■■■■■(****)と■■■■■■(****)を担保に戦う構えだ。念のため、■■■■■(****)か■■■■■(****)の物置を追加する予定。そういえば19日、■■■■■■(****)730円、■■■■■■■(****)274円の指値がかかったという。流れが来ているのも事実で、■■■(****)が自律反発の目安12万円を突破。大商いだけに期待をもてる。外資は先物で鞘を抜いているが、iPSとペプチドワクチンは折り紙つき。ゲノム、京コンピュータが決め手。レベルが高く軽々しく扱えない。受け売りだが、日本は昨年の大震災から今日まで悲観一色。尖閣・竹島から拍車がかかってきた。ところが、米国では日本こそ世界を救うという論調。海外は日本を評価し研究対象になったという。米国で大震災関連のニュースが溢れんばかり報道され、どれもが日本の復興、凄さを称えるもの。今必要なのはグローバルな視野でなく、独自の文化に育まれた極めて日本的なもの。面白いのはデフレが10%進み、給料が10%減っても生活自体変わらないという。自国の通貨安でデフォルトした国はあっても、通貨高でなった国はひとつもない。日本のメディアはニクソンショック以来40年、円高になると経済が成り立たないと今も論陣を張っているが逆。現在、360円で買ったものを79円で打っても利益を出している。業績不振の■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など円高のせいではない。さらに、株の魅力をこう述べた。100社暴落しても1社値上がりする跛行性。釣り合いが取れない形で進行するところがいい。
日経平均は19円高。後場中頃持ち直し9002円の引け。東証一部の出来高17億5900万株、売買代金1兆円。12月物が20円安で始まり10円高の8990円で引けた。19日NYダウ205ドル安だが、余熱が残っている。19日紹介した■■■■■(****)が高値引け。出来高も増えてきた。18日出した■■■■■■■■■■(****)も高い。バルチック指数一段高を見越し、■■■■(****)も出直る運び。いずれにしても、下旬から11、12月の前哨戦。決算発表が新たな手掛かり。■■■(****)10月29日、■■■(****)11月5日の予定で3、4Q巻き返しが見ものだ。19日、沖縄県知事(73=元沖縄電力会長)が定例記者会見で米兵の女性暴行を米政府に直接抗議すると発表。治外法権の地位協定見直しにも言及した。米国務省、国防総省に出向くという。東大工学部出身で通産官僚の経歴。われわれも11、12月戦闘入り。来年米国と死闘になる。(了凡)