一体全体詰んだ相場 iPSが事勿れ主義の捌け口 (2012.10.16)
SQ明け小動き。後場、主力中心に持ち直した。買い戻しによるもので、ドル78円、ユーロ101円台の綱引き。事実上、決算発表待ち。高安まちまちだ。前週末のSQ値8517円前後でもみ合っている。ノーベル賞関連を除き埒の明かない地合い。iPS細胞の可能性を探るもので、シコリのないのが理想買いの強み。例えば、■■■■■■(****)。15日前場S高に張りつき大きい。黄金分割で見ると1090、乃至1350円のスケール。前週商い急増に伴い取組接近。逆日歩も考えられる。世界公認の材料だけに半端な初動と考えにくい。1日の出来高1000万株突破から本格化とみられる。2番手が■■■■■■■(****)。同じく560、乃至700円の相場。10日述べたように、iPS細胞作製用ベクターキットの国内販売を独占供与されたのが手掛かり。いずれ■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など似たような場面がやってくる。しばしば洩らすように、一体全体詰んだ相場。欧米債務危機により先進国が緊縮財政に追い込まれ、財政赤字拡大に伴いFRB,ECBがなりふり構わず通貨乱発、国債買い取り。行き詰まるのが目に見えている。国内に主要メディアが16あるが、全国紙5社とTVキー局5社、NHK、時事・共同通信、西日本新聞まで現体制によいしょ。東京新聞を持つ中日と北海道新聞にそれらしい主張がうかがえる程度という。つまり、大半事勿れ主義。再び尖閣、竹島問題が持ち上がり、日本が「冷静に対応している」異常さが気になるところ。旧聞だが、9月18日の尖閣にかかる関係省庁次官会議。防衛省を除いたもので、複数の関係閣僚会議にも防衛相が呼ばれていないという。一方、現大統領竹島訪問から表面化した韓国の危機。問題が反日より反韓にあり深刻な事態。私益を優先し国益を否定しているためだ、現在名乗り出た3候補とも当選すると厄介。直近パートナーを米国から中国に切り替えたといわれ尚更。以前述べた体制転覆の公算もある。もっとも、国内は11月6日米大統領選、8日中国共産党大会で習近平「新体制」、さらに、12月19日韓国大統領選まで思考停止が続きそうで気懸り。韓国といえば、出版9社が2013年中学生の習う歴史教科書を国史編纂委員会の指導で8月31日性的奴隷を慰安婦、日本国王を天皇に改めたという。一方、日本の外相は竹島領有権問題を巡り、国際司法裁提訴に向けて準備を進めつつ韓国側の出方を見守り、外務副大臣が見送りを示唆。ここまで締まりがないと相場も腑抜けになる。
日経平均は43円高。5日ぶりに反発し8577円の引け。東証一部の出来高16億2300万株、売買代金1兆円。12月物が前場8490円をつけたが、引け30円高の8590円。中国系ファンド200社の「反日売り」が3兆5000億円と伝えられ、時価総額の1.4%で過剰反応。日中対立を経済レベルで考えると日本より中国、それも共産党の痛手が大きいはず。首相、経財相、外相そろって松下政経塾出身。当事者能力無しだ。原発、消費税、オスプレイが次期総選挙の争点という。依然■■■■■■(****)、■■■■■■(****)を外せない。物置、倉庫然り。もはや、iPS関連で相場を占うほかない。事勿れ主義の捌け口がノーベル賞相場。改めて■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)が見直される。記録的な大商いになりそうだ。(了凡)