国民の敵になった現政権　はっきりした9.11の日本版　 （2012.10.03）

高安まちまち。半端な踊り場。膠着状態が続いている。一口でいえば、尖閣・竹島以降見通しがつかないためだ。一例が米海兵隊のオスプレイ配備。余りに強引で岩国、普天間の拒否反応もわかるが、米海兵隊の狙いは中国の海軍増強と半島有事に備えるもの。自衛隊の邦人救出、離島防衛も不可欠。40年以上使用したＣＨ46輸送へりでは対応できないという。速度2倍、搭載量3倍、航続距離5.5倍といわれ、空中給油できるため一度に3900キロ飛べる。どこか3.11と似ている。つまり、米海兵隊は事前に尖閣・竹島を巡る日中・日韓対立を知っていた。2010年9月7日、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突したのが伏線ならマッチポンプ。よりによって現首相が9.11に尖閣諸島を国有化しており、米海兵隊の背後に国際金融資本が見え隠れする。事実とすれば、現政権は国民の敵。小泉元首相による自公政権に見切りをつけ、小沢ガールズによって交代を実現した結果、民主党は憲政史上最低の政治といわれる。政治というより、一国明け渡したのも同然。小沢さえ除けば、この次に安倍、橋下がきても手を打ったことになる。国民の生活は二の次政権。安倍が自民党総裁になると同時に竹中も維新の会選挙委員長になったことではっきりした。9.11の日本版。尖閣・竹島領有を巡って一触即発の緊張状態をつくり出し、首相が非常事態宣言を出して反対派を粛清。国民を欺いて税金を取り立てるプログラム。米国の前大統領が実行し見破られた。今回うまくいくかどうか。ちなみに、３党合意による消費税引き上げが成立する前、現首相の発言が残っている。いわく、シロアリがたかってるんです。退治しないで消費税を引き上げるんですか。税収20兆円なら、またたかるかもしれません。鳩山さんが4年上げないといったのはそこなんです。シロアリを退治して天下りをなくす。そこから始めないとおかしいのです。徹底して税金の無駄遣いをなくす。それが民主党の考え方です。ＴＰＰが小泉・竹中構造改革の総仕上げ。そういえば、ＣＳＩ（米戦略国際問題研究所）が維新の会を地固め。彼らの日本ハンドラー54人という。メディアを動員し会長を主役に祭り上げた。うかうかしていられない。

日経平均は10円安。8786円で引けた。1ヵ月ぶりの安値。東証一部の出来高13億5500万株、売買代金8800億円。40円高で寄った12月物が引け8780円変わらず。手詰まり承知で米統領選まで踊り場とみられる。リザーブの目玉■■■■■■(****)、■■■■■■(****)が堅調。ポスト追加緩和、中国・半島有事を打診するもの。■■■(****)、■■■■■■■(****) もそれなりに存在感。非常事態に強い。■■■(****)が安い。9月ＩＲがなかっただけに出番待ち。■■■■■■■(****)も落ち込んだまま。戻りが鈍く気にかかる。■■■■(****)はボトムゾーン。ロシアの日本接近が手掛かりで、遠からず商談がまとまる見込み。2日入手した情報によると、世界大恐慌の教訓が参考になる。デフレ脱却には巨額の財政出動が必要で、経済が回復軌道に乗るまで続けなければならない。財政出動で赤字が拡大してもハイパーインフレにならない。各国が金本位制から次々離脱したが、通貨の信頼を失うことなく、制御不能にならなかったという。9.11の日本版対応が先決である。（了凡）