様子が変わった ktk 2月22日 (2011.02.22)
40周年目玉に復活の年
はっするネットFC本格化
ktk(3035・JQ)は足踏み。見込みを下回る経過。昨年12月22日2Q連結累計、通期ともに下方修正した。前半、内需の落ち込みが予想以上。後半、回復が遅れると見ているためだ。事実、稼ぎ頭のリパックトナーは販売本数が前半19万1200本(0.4%増)にとどまり、通期38万8000本(3%増)に見直した。OAサプライ商品は取引先の使用量減少、IT商品も設備投資抑制の影響が尾を引いている。わずかに、その他一般事務用品、オフィス向け家電製品が増収。品揃えの拡充が手がかりだ。
昨年11月から円安株高。様子が変わってきた。政策支援一巡から踊り場にあった景気が、FRBの追加金融緩和49兆円表明(今年6月まで)をきっかけに好転。国内も三寒四温になっている。このため、後半改善が見込まれ、次期につながる運び。同社の場合、今年6月40周年。中期目標はリサイクルトナー年間50万本、はっするネットweb受注率60%超、セキュリティ商品売上高5億円の3本柱。よって、実現あるのみ。現に1月21日、はっするネットFCパートナー募集サイト開設。2月3日付組織変更、人事異動を通じてFCビジネスが本格化している。
11年5月期(連結)は、売上高87億8400万円(2%減)、営業利益1億500万円(42%減)、経常利益1億300万円(40%減)、純益5000万円(46%減)の見通し。配当14円(期末7円)を据え置く予定。今後徐々に持ち直すとみられ、3Q発表(4月1日)が注目される。ちなみに、次期は連結売上高100億5200万円、営業利益2億4300万円が目安という。今年は12年に1度の上昇運。40周年を目玉に復活の年。市場も黙っていないはずだ。このチャンスを逃すと次は12年後になる。