百鬼夜行と神出鬼没 米大統領選後に「初動」わかる (2012.09.25)
典型的な踊り場。反落している。欧米、日本の3週連続金融緩和に対し、竹島、尖閣の領有権を巡る日中、日韓対立がブレーキ。24日午前、中国の海艦2隻が日本の領海を侵犯。台湾漁船100隻も出航が伝えられ揉み合い。11日の尖閣国有化をきっかけに長期戦を織り込み始めた。6日ECB、13日にFRB、19日には日銀も追加緩和を表明し峠を越したばかり。手詰まりに陥っているためで、竹島と尖閣がシリア内戦のアジア版。欧米、中国、日本や韓国にとっても、行き詰まった現政権に向けられる国民の不満をナショナリズムに転嫁しためくらまし。時間稼ぎの消耗戦とみられる。消耗戦といえば、欧米不良債権の飛ばし。住宅ローン1000兆円、消費者ローンも同規模で推計2000兆円という。これまで4年、銀行間決済で埋め切れない400兆円をECB、FRBが金融緩和と称して資金供給。1、2ヵ月すると金融機関の決済が一巡し元に戻るそうだ。来年もECB100兆円、FRBで40兆円レベルの供給が必要という。GDP、不動産が反転すれば景気回復の呼び水になるが、裏目が出ると長期金利が上振れしてお手上げ。来年がFRB創立100年だけに気掛かりだ。ちなみに、米国の「住専」といわれるファニーメイ、フレディマックのローン債権400兆円。下落が止まらないという。日本の郵貯が資金量195兆円(前3月期)に対し自己資金9兆8000億円。国債を175兆円保有しており、金利が2%上がると国債価格が13%下がりアウト。日本も信用恐慌に巻き込まれるという。今後中国の在庫調整が不動産価格下落をもたらすため要注意。10月の中国新体制を踏まえ、11月6日米大統領選にかけて半分見切りと述べた。12月19日の韓国大統領選までもたない情勢。24日ストップ高になった■■■■■■■■■■ (****) 、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など百鬼夜行の走り。9月の配当落ち分が日経平均で70円といわれるものの、10、11月神出鬼没の展開と考えられる。しばしば述べるバルチック海運指数を見ると、662を二番底に21日755まで戻し一服。地政学リスクを勘案して二段上げが見込まれる。実需が弱いだけに売り込みを誘い持ち上げるわけだ。■■■■(****)をはじめ■■■■(****)、■■■■■■(****)などバラ積み船の底入れが手掛かりとみられる。
日経平均は40円安。9069円の引け。出来高14億1000万株、売買代金9100億円。ドル78円、ユーロも100円台の円高に振れ足取りが重い。■■■■■(****)の場合、3度目の最高値挑戦。三尊天井も考えられる。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)見送り。■■■(****)は21日述べた通り。自分も患者になったつもりだ。■■■■(****)、■■■■(****)が太刀持ちと露払い。■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など新値抜けで一旦利食い。24日目をひいたのが三信建(1984)の高値引け。14日2万2000株を口火に上値追い。7月2日の165円を抜き初押しも考えられるが、受注好調で倍返し258円が目安。三角もち合い放れが見込まれる。24日入手したのは欧米不良債権の情報だが、新しい時代を迎えるにあたり、「過去の時代はこれから起きる戦争と株価暴落によって清算される」という。もうはまだなり。米大統領選後「初動」がわかるはずだ。(了凡)