上下にふるい梯子外す 日本国債暴落拝み倒し餌食に (2012.09.13)
上下にふるい。峠の往来。梯子を外す作戦とみられる。ドイツ憲法裁、FOMCのほか竹島、魚釣島などめくらまし。先進国、新興国も行き詰まり、捌け口を求めているわけだ。12日は、前日引け際人気化した9000円のコールが手掛かり。持ち直したNYダウ、予想以上の機械受注統計(4.6%増)も買い戻しを促した。事実、14日のSQがお目当て。「今日がすべて」で明日の知れない峠。欧米をはじめ中国、韓国、ロシアも日本国債暴落を拝み倒し。「破綻」した矢先餌食にしようと待ち構えているそうだ。8月1日公開されたIMFのwebサイトがきっかけという。米国とIMFが昨年11月28日から12月16日、今年3月12日から23日まで2度日本の大手金融機関を特別検査したもの。1000兆円の国家債務に対応するもので、金利が1%上昇すると45兆円吹っ飛び2%が限界といわれる。米大統領選で共和党候補が「日本は衰退した」と述べ、米国の現政権さえIMFと足並み揃えて日本の財務省に圧力。調べ上げたデータがヘッジファンドにも流れている模様。きっかけが米国、欧州の金融システム損傷。最大のダメージが予想される米、英、独、仏四つで全対外与信の6割を占めるという。次が中国のハードランディング。シャープ(6753)でテストしているように見える。国内のエネルギーコスト上昇、電力不足、さらに経済の長期低迷とデフレ圧力も要因という。暮れ、年明けにやってくる米国「財政の崖」、11月6日の米大統領選から翌年1月20日の就任まで要注意という。一方、米経済が大統領選後クラッシュ。米国の累積債務が破局を迎えるとの情報もある。長期化した紙幣の大量発行が機能しなくなるためだ。今、来週ふるい覚悟と述べたが、有無に拘らず米大統領選後に先送りも考えられる。12月22日(日本時間23日)のフォトンベルトを勘案したもの。旧聞だが、英「エコノミスト」の8月4日号。「この秋は荒れ模様。2012年最後の数ヵ月にユーロ圏が一致団結、或いは瓦解した時として歴史に記録される」という。要するに、国際金融資本は日本と米国を倒し復活。年内、世界政府立ち上げにこだわっている。われわれは無傷でいられないが、このいくさに勝たねば「失われた20年」をしのいだ意味がない。バルチック海運指数が前日も続落。666まできている。
日経平均は152円高。8959円で引けた。出来高15億4700万株、売買代金8700億円。9月物が8950円(150円高)で引け買い戻しに強み。オプション権利行使価格9000円をうかがう動きだ。商いが細いため3、4月ひっかかったのを思い出す。新規に入手したのが■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)の三つ。今、来週もちこたえるとモノになりそうだ。■■■■■■(****)は935円が目安。黄金分割によるもので、抜いてくれば初動よし。■■■■■■(****)の場合7、8月初動を突破した。■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が堅調。しめたものだ。■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)然り。半年、1年後を先取りしている。ひっかかるのが日本国債先物売り。しばしば述べているもので、ムーディーズが「財政の崖」を前に米国債格下げを示唆したのと似たレベル。腹をくくり臨まないと越年できそうもない。(了凡)