証券ビュー

アンコール伊勢町

相場に学び体で覚える 2、3年で逆律が順律に反転    (2012.08.08)

高安まちまち。小動きにとどまった。9時20分に東証でシステム障害。TOPIX先物はじめ全デリバディブ取引停止。再開めど立たずと伝えられ、めくらましと直感したが、10時55分収まったという。一方、自民党が解散の確約なしに消費税引き上げ法案の参院採決を拒否。不信任、問責案提出を表明した。後で撤回し何も決まらない状態が続いている。8月に入り国内のほか海外も手掛かり難。主要メディアは五輪にもたれたまま。連日欧州中心に目詰まりした情報を流し内容がない。テロか戦争かデフォルトか。8.11といわれるXデーも近い。買い手不在に違いないが、達観するところ。矢でも鉄砲でも持ってこい。2011年から2、3年が大変化の頂点という。回転は逆律といわれ、加速し臨界に達するや一気に反転。順律に戻り、スパイラル状に発展するという。逆律に置かれると悪がはびこり、善は肩身が狭い思い。不幸が蔓延し世界全体が行き詰まる。これを「765」(ナムア)の律と呼び、反転後「567」(ミロク)の律と対極。現在「765」の2番目とみられ、行き詰まる最中。半年、1年後に反転し「567」に向きが変わる見込み。卯辰、辰巳の3年と重なるわけだ。これから資本主義や社会のシステムが崩壊し、使い物にならなくなるのが通説。90年代前半の旧ソ連崩壊、最近の欧米債務危機を通じてわかるのが、自分たちの利益や利権追求、既得権確保にも限界がきたということ。資本主義は発展すればするほど行き詰まる。必ず社会や制度の改革が必要になるという。財産3分法といわれ株、不動産、預貯金でバランスをとろうにも、制度や仕組みが変わる場面で通用すると考えにくい。相場も曲がり角に置かれ、個別物色が続かなくなった。先進国の場合、住宅、自動車、家電など大半普及一巡。中間層が頭打ち更新需要も先細りだ。若者の車離れを物語るカーシェアリングでも明らか。中国でさえ2015年から一人っ子政策の反動で生産年齢人口が減少する。してみると、戦うより戦わずして勝つのが理想。消去法で日本。日本国債と日本株に絞られ、このうえ国債が暴落すると日本株しかない。日銀は9日追加緩和を見送るようだが、FRBとECBが追加緩和一辺倒。日銀も追随せざるを得ない。結局、現物資産シフト。かりに資本主義が崩壊しても、欧米や中国、国内の資金さえ一番安全なところに寄ってくる。新しい体制やシステムが出来るまでの経過処置。駆け込み寺というわけだ。市場で一番安全、安心で稼ぎのいい好利回りものが買われる。国内外でトップなら申し分ない。

日経平均は77円高。1ヵ月ぶり8803円引け。出来高14億6600万株、売買代金8200億円。前日までバルチック海運指数が20日連続安。綾戻しに過ぎない。しかし、半年、1年後のヒーロー、ヒロインが決まる相場。体で覚えないと身につかない。■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)が反発。■■■(****)も水準訂正。期日売り■■■(****)が切り返した。■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)出番待ち。■■■■(****)、■■■■■■■(****)も依然割安。■■■(****)は出直し。わずか2週で売り残4420万株急増。ホンハイグループと条件見直しに入った。黄金分割で173円が目安。今年安定運で来年上昇運。記念に拾いたい。(了凡)