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企業レポート

反転し復調 サーラ   1月28日 (2011.01.27)

上場3社一本化の助走

寒波到来し1Q発表楽しみ

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サーラコーポレーション(2734)は復調。前期反転し今期続伸の見通し。燃料高に米欧金融危機をかぶったが、寒波到来と相まって子会社ガステックが本格化。輸入車販売とペット関連で稼ぐ一方、設備・土木・建築や商業施設、物流、その他事業の収支改善も手がかり。逐一軌道修正した結果が前期から出始めた。このため、今期は1Q発表(4月6日)が楽しみ。2Qにかけて上方修正も考えられる。社運は09年底離れし11年上昇気流入り。夏場から絶好調という。12年が持ち株会社移行10年を数えるだけに願ってもないビジネスチャンス。昨年11月391円(1株当たり連結純資産657円)を安値に500円大台回復目前になってきた。

前期(連結)は、6%増収、84%営業増益、163%経常増益、純益2億1600万と3期ぶり黒字転換。昨年10月5日下方修正し同12月27日見直した。見込みより減収、営業利益が半分の水準に落ち込んだのは猛暑、設備・土木・メンテナンスの受注が計画未達、ホテルアークリッシュ豊橋の苦戦などによるもの。今後、輸入車、ペット、物流を除き収支が一段と好転する見込みだ。2011年11月期(連結)は、売上高1280億円(2%増)、営業利益12億5000万円(71%増)、経常利益同(32%増)、純益4億5000万円(2.1倍)と慎重な見通し。配当は10円(中間5円)を据え置く予定。設備投資29億円(前期38億円)の計画。償却が峠を越し39億円(同41億円)でやれやれ。08年9月3日ホテル開業まで延べ130億円投入した「ココラフロント」の投資回収が始まった。昨年7月14日述べたように、1909年豊橋ガスをルーツに100年スパンのヘアピンカーブ。11、12年が正念場とみられ上昇運。中部ガス、サーラ住宅と上場3社一本化の助走が始まった。

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