やむなく解け合いの域 売りも買いもポジション調整 (2012.08.02)
米国株安を受けて反落。個別に戻した。前日のドレッシング、買い戻し一巡によるもの。いざとなると、先取りしたFOMC、ECB理事会、米雇用統計発表など消化難。8月も1日から決め手を欠く展開。日経平均は9月物が8630円で引け、現物を11円下回った。オプションでは8250円のプットが人気を集め、一段と強弱感対立。気配値が開いてきた印象。3日■■■(****)の1Q発表もあり悩ましい。しかし、7月31日発表した■■■(****)、■■■■(****)の経緯から当たらずとも遠からず。売り買いともポジション調整にとどまりそうだ。何しろ、欧州問題がリップサービスの応酬。1日述べたように、尊大な政治家がドルに代わり基軸通貨をつくるという空念仏。日本の轍を踏まないように、やればやるほど日本に似てくるという。米国も含め当事者が不良債権の実体をつかめないわけで、日本を見本や手本に20年引っ張っても解決しない。デリバティブ、レバレッジ、CDS(倒産保険)までPIIGSを通じて自分たちに跳ね返り、もはやFRBやECBレベルでもお手上げ。相場でいう解け合いの域に入った。大調整100年、500年ともいわれる。やむなく五輪、米大統領選、フォトンベルト。来年5月IMFのギリシャ向け融資期限(3年)までに決まる見込み。英国もLIBORにはまり連座。ロスチャイルド200年、ロックフェラー100年の解け合いにつながる。このため、7月から半年、1年後に備え持ち場、持ち場で最善を尽くす旨述べた。来年の今頃、衆参同日選の影響もあり永田町が機能不全。混乱に拍車がかかりそうでなおさらだ。それでも、消去法で日本。国債ばかりか株も買われる。「辰巳天井」で半分手仕舞い、ポスト・フォトンベルト。新しい時代に適応するところ。日本でもロックフェラーに可愛がられた三菱グループ、ロスチャイルド系の三井住友グループが影響を受け、非財閥系グループの「初動」が見込まれる。これから利益を出すところが買われるため、どこにいてもわかるはずだ。バブル崩壊後、株式投資は利益を生まないといわれ通説になったが、大半そうでも例外がつきもの。08年のリーマンショックをしのぎ、昨年3月以降あらゆる艱難を乗り越え、リーマン前の水準に戻した例も少なくない。戦後67年、バブル崩壊から23年、円が世界最強の通貨になった。これまで握っているだけでよかったが、半年、1年後そうもいかなくなる。
日経平均は53円安。8641円の引け。5日ぶりに反落した。出来高15億7800万株、売買代金1兆円。9月物が小甘いため見送りが続きそうだ。代わり映えしないが、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)の経過よし。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)などペプチド関連も出番待ち。■■■■■■■■(****)がストップ安になったものの買い下がり。3月の1241円を戻り高値に半値以下。下方修正を織り込んだ。このほか、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など値頃感。■■■■(****)や■■■■■■■■(****)も中長期妙味。それなりに見どころがある。リーマンショック、ギリシャ危機を通じて米国と欧州の繁栄が単なる見せかけとわかった。04年のアテネと今年のロンドン五輪には共通するものがある。(了凡)