マーケットの方が上　7000人から数百人の新本社 （2012.07.27）

欧米株安、円高も一服。持ち直した。25日ＥＣＢ理事の発言が買い戻しを誘ったとみられ、日経平均9月物は8390円で始まり8440円の引け。前日下方修正した■■■■(****)が安いものの5日ぶり自律反発。あく抜けまでいってない。世界の実需に敏感なバルチック海運指数12日連続安。景気の雲行きが思わしくないためだ。欧州ではマイナス金利続出。ドイツのほかベルギー、オランダ、スイスなど銀行に出向き保管料を払う時代。満期がくると持ち出し。デフレにはまった。当面31日と翌日、及び9月12日のＦＯＭＣ。例年話題になる8月末ワイオミング州ジャクソンホールのＦＲＢ議長発言が手掛かりという。悠長にもギリシャ、スペイン支援を巡るドイツ憲裁の判決が9月。間延びして緊張が続かない。欧米は依然白人エリート社会といわれるが、債務危機を招いたのも彼らの仕業。今日ネット社会にさらされ、裏の情報も表に流れ出すと、マーケットの方が上になることもしばしば。ロンドン五輪開幕だが、米大統領選、フォトンベルトにかけて半年めくらまし。シリア内戦にテロ、気象兵器などお出まし。1、2、3の相場が見ものだ。■■■■■(****)の連結１Ｑにしても経常わずか2％減と高水準。びくともしない。■■■■■■(****)は31日発表予定だが、前期連結7721億円の純損が今期500億円に黒字転換の見込み。にもまして、本社7000人を新本社数百人規模に縮小。ゆうに6000人ふるい落とす計画。1年で3万6000人減少し、前期末連結33万人に絞った矢先のリストラ。2018年（創業100年）までかかる見込みだが、10月以降息を吹き返すとみられ、莫迦にすると裏目が出る。それより、7000人が数百人でこと足りる現代社会のイノベーション。びくともしない■■■■■(****)と猛烈な■■■■■■(****)の取り合わせが新鮮。農耕は人類が生み出した最大のイノベーションといわれ、米や麦など温帯の植物を栽培する技術。ＢＣ7000～5000年ユーラシア東西で同時に起こり、急速に伝播したといわれる。比較にならないが、現在、機械が雇用を奪っているのも事実。米国で五輪代表チームのユニフォームが中国製であることがわかり問題になった。Ｒａｃｅ　Ａｇａｉｎｓｔ　ｔｈｅ　Ｍａｃｈｉｎｅ（機械との競争）。今後、雇用がデジタル化した機械に取って替わると低賃金も加速。製造業のみならず旅行代理店、銀行、公務員などサービス業にも拡大。■■■■■■(****)が口火になりそうだ。

日経平均は77円高。8443円の引け。後場中頃から先物に引っ張られ、一段高になった。出来高19億1000万株、売買代金1兆1000億円。■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)ともに2割前後の戻り。■■■■■■(****)，■■■■(****)持続。■■■■■■■■(****)、■■■■(****)は8月にもうひと山。■■■■(****)も中段もち合い放れ。10年足を見るとよくわかる。気になる雇用と機械の話。東京のダメージが大きいという。20世紀に大企業の本社が集中したためで、膨大な文系事務・営業職の雇用が激減。金融やマスコミも例にもれない。首都機能が名古屋や京阪神に部分移転すると拍車がかかる。東大、京大、一橋を除き、その他の国公私立文系では一流の職にありつけないという。■■■■■■(****)の新本社10月立ち上げの予定。成功すると株が上がる一方、コストの高い間接部門が続々消滅する。（了凡）