半年がかり底値買い スペインのバブル崩壊桁外れ (2012.07.26)
依然手詰まり。後講釈でお茶をにごす展開。先物、オプションの鍔迫り合いが続いている。NYダウが3日連続100ドル以上下げ8,9月を示唆。ファンドの解約が気になるところ。24日アップル、おそらく26日フェイスブックの決算発表も期待外れ。31日、8月1日のFOMCに失望感さえ漂い始めた。6月のツイストオペ半年延長につぐもの。日本と同様、緩和しても銀行に目詰まりをもたらすのが関の山。市中にお金が回らず、国債を通じて銀行と「中央銀行」のキャッチボールにとどまるためだ。FRB議長は次の一手をほのめかすが、08年12月から7回ステロイド剤を打っており、今回効くとすれば副作用も大きい。連日深刻な危機が伝えられるスペインの場合、米国の住宅バブルより遙かに激しい。06年当時の報道によると、人口4000万人を数えるスペインの住宅着工が年間80万件。人口2億人の英仏独3ヵ国合計より多い。独仏より貧しいのに高額。1400万戸のうち300万戸が空家。住宅ローン利用者の95%が変動金利で史上最低金利の契約という。米国と比較しても桁外れ。マドリッドの住宅価格が平均世帯年収の14倍に達し、不動産バブルで問題になったフロリダの6.25倍。住宅着工のほか貿易赤字でも圧倒している。受け売りだが、気に入っているので当時の所見も紹介する。いわく、スペインと独仏が同じ金利水準であることが不動産バブルの主因。スペインはユーロ圏から出ないと健全な金融政策をとれない。バブル崩壊後、失業者急増にかかわらずユーロ基準による財政赤字の縛りでデフレギャップが埋まらず悲惨な状態になる。ユーロ圏脱落が大きな問題になりユーロの信用を傷つける。ポルトガルとギリシャも同様に脱落する。最も深刻なスペインに対し英国も打撃が大きい。製造業を失い、北海油田が枯渇寸前、唯一繁栄していた金融業も破綻したためだ。欧州で残るのがドイツ。不動産バブルが存在しない。現在のロシアや日本と共通するもので、今後三つの国が経済だけでなく政治的にも世界に大きな影響を与えそうだ。さらに、国際金融資本の拠点として繁栄してきたロンドン、NY,シンガポール、香港、ケイマンなど衰退に向かうという。
日経平均は122円安。8365円で引けた。4日連続安。出来高17億8000万株、売買代金1兆円とやゝ回復。9月物が8350円で引け、プットの引き合いが目立つだけに調整が続く。それでも、■■■■(****)をはじめ■■■■(****)、■■■■■■■(****)、引けにかけて■■■(****)も12万円まで戻した。■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など復興特命で底堅い。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)など地獄めぐり。買い残が多いだけに半年がかりで底値買い。■■■■(****)、■■■■■■(****)然り。一斉蜂起する時がやってくる。別人からエールが届いた。欧州の金融危機、実質デフォルトの米国・支那。世界は日本に救いを求めています。こんな体たらくでも、日本の実力は世界から見ると半端でないのです。政治が三流であっても、日本人の努力と知恵によって日本のスタンスは揺るぎないものです。GHQさえ解体できなかった天皇制、官僚機構がバックボーン。せめて半年、1年しのげば、市場が真っ先に復活の雄叫びをあげる。(了凡)