2012年の今 紫玉庵 7月05日 (2012.07.04)
生きていることの意味の再発見
秩序や権威がすべて崩れる日本
小沢一郎が50人を連れて民主党を離党しました。
民主党は反自民だけで寄り集まった人間達の政党でした。
民主党が政権を担ったこの3年間で、
日本国民は、自分達が選んだ政治家が、
官僚(特に財務省)と
原発マフィア(学者とマスコミをふくむ)の前に、
まったく、無価値であることを、
まざまざと見てしまいました。
アメリカが作った戦後の枠組みの中で、
利権調整 だけをしてきたのが
これまでの政治家です。
官僚達は全く見えていませんが、
小沢一郎に、「これから」の世界と日本が、
見えているでしょうか。
「311」は、始まりです。
これは、私たちの生活パターンが変わるだけでなく、
人間の意識が変わり、
そして、文明そのものの形も変わります。
特に、個々の人間が、自分が生きる現実に
どう関わるか、が全く変わっていきます。
激変期が始まりました。 どう生きるか。
まず、生存の確保からです。
その上で、国家・通貨・宗教(神の概念)について、
自分の中で再度、整理しなおすことが必要です。
これまでの常識のみならず、
秩序や権威がすべて崩れる時、
私たちは、どこを基盤(足場)にして、生きるべきかです。
人間として、この地球に今、
生きていることの意味の再発見が必要です。
特に、私たち日本人は、
この日本列島に生まれ育ち、
日本語を話しながら、
効率のよい社会を創ってきたはずでした。
そのときの、トータルな設計図は、
明治以来の「お上」がつくり、
日本人とは、その「お上」にいうことに、
何でも信じたがるように、教育され、
洗脳されてきたのです。
今、その「お上」のインチキがばれただけでなく、
その「インチキ」が、
私たちの子供達の未来まで、奪っているのです。
それも、これまでどおりのシステムで、
これまでどおりのマネーを得たいと言う我欲によって、
未来を壊していることが気がつかない愚か者なのです。
マネー以外に、人を動かすことを
考えたこともない阿呆どもなのです。
主体者は私たちです。
統治者は、私たちなのです。
真剣に考え、足場を固めながら、
未来を描きましょう。
何回も言います。
この国では、中国大陸で通貨が統一されても、
それから900年間も通貨がなかったのです。
それでいて、情報共有だけは、
きわめて進んでいたのです。
その最後の段階で、皇祖神アマテラスが生まれ、
大宝律令ができたあとに、
最初のマネー「和同開珎」がつくられたのです。
これは、奈良の平城京の建設工賃でもありました。
平城京の建設に取り掛かるときに、
古事記の神代編(「岩戸隠れ」や「八岐大蛇」)が
準備されたのです。
神代編は、あくまで、
国家権力を正当化する為の物語です。
これを、真実だと強弁し、国民に教え込むことで
明治政府が、日本列島の人間を
中央集権に束ねたのです。
ここでは、虚構を真実とする傲慢さがあります。
それがそのまま、官僚達の無謬性になり、
これが、現在の財務省と原発政策に、
際立っているのです。
私たちは、2012年の今、
不比等以上の物語を創らねばなりません。
でないと、この国に、生命力が蘇生できません。