中抜きで対立する強弱感 29日EU総論合意に醒めた反応 (2012.07.03)
前週末シカゴ先物9105円に対し、週明け9月物9080円の始まり。締まりがない。ユーロ先物の買い戻しが一巡すると円安一服。引け前までもみ合ったが、日経平均安値引け。2日新甫にしては醒めている。29日総論合意に漕ぎつけた12兆円規模の成長支援、域内銀行一元監視制度、ESM(欧州金融安定メカニズム)直接銀行支援などEU首脳会議の声明が具体性に欠けるためだ。一歩踏み込んだ時間稼ぎ。そう受け取れる。ユーロ圏17、EU27か国も自分の国のことで頭が一杯。手が回らない。もっともらしく口裏を合わせ問題を先送りしている。最初から解決できないわけだ。五輪、米大統領選、フォトンベルトをめくらましに 1、2、3の相場。あわよくば、混乱に乗じて踏み倒しを狙っている。旧聞だが、91年に日本の傷痍軍人との親善パーティで当時アムステルダム市長エドアルト・バン・ティンの挨拶が面白い。いわく、日本は先の大戦でオランダに勝ったのに大敗しました。しかし、世界1,2を争う経済大国になりました。オランダは屈辱の連続でした。勝ったのに貧乏国になりました。戦前、東アジアに本国の36倍の植民地インドネシアがあり、石油等の資源産物で栄華を極めていました。今は日本の九州と同じ広さの本国だけです。日本は東アジアで侵略戦争を起こし申し訳ないと謝罪していますが間違いです。あなた方こそ自ら血を流して東アジアを解放した。本当は私たち白人が悪いのです。100,200年前から武力を競い、東アジアを自分たちの領土にしました。日本は敗戦したが戦勝国を追放し、東アジアを解放しました。この結果、各々独立することができました。日本の功績は偉大です。自ら蔑むのをやめ誇りを取り戻すべきです。パーティ参加者全員が感動。やがて、同市長は国民から推されてオランダ王国の内務大臣に選ばれた。オランダは英国と並び反日で知られているが、ABCD包囲陣で真っ先に脱落し、英国の助太刀でインドネシアを取り戻そうとして返り討ち。終戦後、報復裁判で日本軍将校の処刑が多かったという。オランダを英国に置き換えても同じ。インドをはじめ植民地をすべて失い、中東の油田も米国に奪われ、残ったのが膨大な借金。アジアのほか戦勝国の多くが大東亜戦争に対し日本の正当性を認めているという。認めないのが中国と南北朝鮮。以上を念頭に7月から本格的な戦闘に入った。
日経平均は3円安。9003円の引け。出来高14億6900万株、売買代金8400億円。依然噛み合っていない。9月物が10円高の9020円で引けたが、8750円のプットが大商い。強弱感が中抜きで対立している。■■■(****)が高い。■■■■(****)と肝細胞がん治療用ワクチン治験第Ⅰ相開始が手掛かり。6月30日のNHKスペシャルで「死の谷」が大幅に改善される見通し。米シカゴ、仏、シンガポールでは急ピッチ。2月に★★★102を叩き、下値を拾った形跡もある。逆三尊で底入れし、2日2245株出来ただけに本物だ。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)も出直る。■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)よし。■■■■■■(****)然り。1,2,3で日経平均9300円、モノによれば9800円の相場である。(了凡)