証券ビュー

アンコール伊勢町

7月から本格的な戦闘 風向き変えるレアアース大鉱床 (2012.07.02)

29日も高い。じりじり戻し、EU大統領のリップサービスを受けて日経平均9000円大台回復。6月に3ヵ月ぶり陽線を引いた。しかし、7月が2日新甫だけに気迷い。4月がそうで急落している。それでも、ロンドン五輪(27日〜8月12日)をめくらましに7月も買い煽りが予想される。26日、衆院で消費増税法案可決。参院、9月8日の会期末にかけて関連法案も成立するとみられ、外資リードに変わりない。彼らは売るために上げる。五輪、米大統領選、フォトンベルトで1、2、3の相場と述べた。忘れかけた1989、90年を彷彿するもので、先物を使って目一杯持ち上げ叩き落とす。しきりに伝えられるのが夏場以降、日本国債の先物売り。2014、15年消費増税のしばりが有効という。とんでもない連中だ。NHK-BSで放映された「ギリシャ財政破綻への処方箋〜監査に立ち上げる市民たち」の通り。NHKでなく外国の制作。内容が核心をついたもので評価された。いわく、IMFやECBはギリシャを助けるどころか痛めつけている。ドイツやフランスは金を貸して自国製の武器を売りつけている。ギリシャ政府は利害を最優先し、ゴールドマンに財政を任せていたというもの。韓国も同様に97年のアジア通貨危機で財政破綻しIMF管理下。国内大手企業、金融機関の大半EUが支配し植民地にした。以降大統領は脅迫されたとみられるが、辞任しないところを見ると買収されたに違いない。サムスン、ヒュンダイ、LGなど一部の財閥が一国の経済を握り、大卒1割が就職にありつき、4割バイト、5割無職といった格差も伝えられる。日本がそうならないため、われわれはマーケットを通じて7月から本格的な戦闘状態に入る。29日メタンハイドレート開発主導権について触れた矢先、東大の研究チームが東京都小笠原村の南鳥島周辺でハイテク製品に不可欠なレアアース(希土類)を含む海底大鉱床を発見。排他的経済水域だけにほっとした。最低見積もっても200年レベルの埋蔵量といわれ胸のすく思い。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など初動形成に入った。BRICsやPIIGSなど国際金融資本の造語。中国の高度成長とバブル崩壊も一貫した手口。先物で目一杯相場を吊り上げ、叩き落とす計画的なもの。現在、日本が曲がりなりに彼らと対抗している。レアアース発見から風向きが変わりそうだ。
日経平均は132円高。9006円の引け。出来高19億9500万株、売買代金1兆2100億円。1ヵ月ぶり増加した。半値戻し9300円、ものによると9800円のコース。ユーロ先物売りの買い戻しが市場エネルギーとみられる。前日述べたように、国内の基盤インフラ補修、補強、更新など■■■■■■■■(****)が先行。大手ゼネコン4社に■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など前線部隊。7月に高値更新が見込まれる。■■■(****)も商いを伴って高い。■■■■■(****)が5000円大台を回復したほか、■■■(****)、■■■■(****)も堅調。NHKスペシャルは物足りないが、■■■■(****)がダークホースになった。■■■■(****)はジャンプ前の姿で、■■■■(****)が7月6日払い込みのゴール前。■■■■■(****)はじめ主力もバランスを取り戻した。利食いに持ち込めば、外資に勝ったことになる。(了凡)