彼我ともにぎりぎり 永田町が大手ゼネコン動かす (2012.06.28)
小甘い場味。後場持ち直した。依然円ドル79円、ユーロ99円台が続き円高の重し。8670円(20円安)で始まった日経平均9月物に追随するもの。個別も日計りにとどまっている。26日一体改革法案衆院可決に伴い民主党分裂に気迷い。28、29日EU首脳会議、来月6日発表予定の米雇用統計(6月)にも展望なし。■■(****)、■■(****)、■■(****)、■■(****)など大手ゼネコンの動意が話題になった程度。生き地獄といわれる永田町の「解散」風が吹いた。欧米債務危機が「住専」グローバル版に拡大。最悪のタイミングで決まった消費増税法案。2014年8%、15年10%の影響甚大。3%から5%に引き上げた97年当時より遥かにきつい。覚悟して進むところだ。造反57人の処分により8月にかけて内閣不信任案が提出され、総辞職か解散が決まる見込み。前者なら問題ないが、後者となれば首相や元首相ら大物、09年ブーム当選した新議員など落選のうわさまことしやか。失業の恐怖が永田町を包んでいるという。このため、会期延長、消費増税可決など何が何でも解散を避けたいのが議員の本音。政策のよし悪しを棚上げした。入手した情報によると、増税は財務省の意向により将来外資の日本国債売りに備える原資という。ユーロやPIIGS債を売り、日本国債を買っている金融機関やヘッジファンドが対象。前日10年債利回りが0.819%になり、かりに1%上がると8.5%価格が下がるため、1兆円で850億円含み損が出るという。1.3%から0.8%まで下がった主因が彼らの買い増しで円高に跳ね返った。この反動も大きいわけだ。現在、長短合わせ政府債務1050兆円。財務省は、今年度も173兆円国債発行でしのぐ予定。新規44兆円、復興債3兆円、特別財投債15兆円、計62兆円に借り換え債112兆円。これに対し、金融機関154兆円、個人3兆円。日銀16兆円で消化。増税分で10、12兆円埋め合わせできるという。彼我ともにぎりぎりの攻防。ものにもよるが、半年、1年後通常のレベルを確保できれば上々。ピンチがやってきそうだ。気になるフォトンベルトの兆候。9月22日以降、地球の活動変化が活発。太陽フレアによる世界的な通信障害の発生。磁気嵐が起きるという。電車の運行、踏み切り事故、携帯不通など注意。相場にも大きな影響が出る。「初動」がわかれば一旦引くところだ。
日経平均は66円高。8730円の高値引け。出来高15億9500万株、売買代金9000億円。9月物が引けにかけて反発。8740円をつけた。建設や不動産、金融を除きばらけている。■■■■■(****)、■■■■(****)が買われ、■■■■(****)も水準訂正。液状化対策待ったなしだ。■■■■■■■■(****)も意外と大きい。自民党のインフラ整備200兆円構想が後押し。■■■■(****)、■■■■■■■(****)も7月切り返す見込み。■■■(****)が出直り。■■■■(****)も連動し堅調。早耳筋が先回りしている。NHKスペシャルが手掛かりのようだ。■■■■(****)は高値更新。1391円をつけた。出来高もそこそこある。■■■■(****)は時間の問題。近く取材の予定。25日から相場が変わった。12月22日のフォトンベルト。地球規模の環境変化を念頭に置いている(了凡)