証券ビュー

アンコール伊勢町

今後4年適応あるのみ IMFが米国の時代終わりを公表 (2012.06.22)

 

前日述べた日経平均9月物が高い。ユーロ先物売りの買い戻しが主因とみられ、20日ツイストオペ半年延長を発表したFOMCも時間稼ぎ。28、29日のEU首脳会議然り。小回り3ヵ月の戻りと考えられる。19日触れた半値戻し、9300円のレベル。4、5月売り煽りにひきかえ、6、7月買い煽りがこの程度。外資もへばっている。20日、英フィナンシャル・タイムズ特約「不振続くヘッジファンド」を伝えた日経そのもの。国際金融資本は時間稼ぎ一点張りだ。IMF、世界銀、国際決済銀が3本の矢といわれるが、リーマンショック以降組織がぎくしゃくしているのも事実。ロンドン五輪、米大統領選、フォトンベルトで締めるはずのプログラムに支障続出。仲間割れ、見切りもしばしばという。旧聞だが、昨年4月IMFが初めて米国の時代の終わりを2016年と公表。4年後中国に追い越される旨爆弾発言した。直後から米政府の予算対立が激しくなり、数年先の国防、米ドル、巨大な債券市場にも暗雲が立ちこめた。IMFによると、11月に誰が大統領に選ばれようと、世界一の経済大国最後の大統領という。多くの人は準備ができていない。そこまで切迫していると気づいていない。専門家なら数十年先、最も弱気で2020年半ばという。米国と中国のGDPを現行レートで比較しただけ。誤っている。レートがめまぐるしく変わるうえ、中国政府が大規模な市場介入で人民元を割安な水準に操作しているためだ。IMFの分析は、為替による比較と購買力平価を使い実態に目を向けたもの。それによれば、中国のGDPが2011年の576兆円から16年1500兆円に拡大する一方、米国は1200兆円から1485兆円どまり。16年時点で世界シェア17.7%と最も低く、中国は18%に達しさらに拡大。10年前、米国のGDPが中国の3倍あったから驚きだ。予想は不確実で、IMFの見通しより早まり、若干遅れる可能性もあるが、その日がくるのは間違いない。米国は1890年代に大英帝国から覇権を引き継ぎ、立憲制や人権、財産権など共有したが、中国はそうした価値を認めない異質な国。アジアの近隣諸国はリスクをよく知っている。中国の経済大国化を略奪的という。いずれにしても、次期45代米大統領が現体制のアンカー。万一、中国がGDPで米国を抜いても覇権を握ると限らないが、版図が変わるのは明らか。辰巳2年を含め今後4年パラダイムシフト。適応あるのみだ。
日経平均は71円高。8824円の引け。円ドル、ユーロでも円安に振れ続伸した。出来高17億8800万株、売買代金1兆円。中国のPMI低下が伝えられたが、政策期待で持ち直している。■■■■■(****)の半値戻し232円。08円買いから一段高が見込まれる。■■■(****)は高値引け。日経の伝えた「国内医療VBに外資接近」が手掛かり。■■■■■(****)のストップ高に煽られた。■■■(****)も底堅い。★★★102が胆道癌の治験II相終盤。早耳筋が6月から拾い始めた。ペプチドワクチン開発パイプラインでは、第III相にきた★★★-★★1と同101につぎ有望。■■■■(****)より足取りがいい。■■■(****)は化ける。大手商社でNo.1の経過。当面半値戻しの880円が目安。国際金融資本に可愛がられた■■■■(****)、■■■■(****)の影響が気になる。(了凡)