証券ビュー

アンコール伊勢町

五輪後速い英国の衰退 国防予算削減し米国も後追い (2012.06.20)

買い戻しが一巡しまちまち。もみ合いの後安い。ギリシャの次も控えているためで、危機を買い、安堵を売る場面。日本のバブル崩壊後とそっくりだ。19、20日のFOMC然り。ピエロといわれるFRB議長が定番の第3次緩和を目玉に勧進帳。割れたネタがいつまでもつか見ものだ。ネタといえば、6月2〜5日行われたエリザベス女王即位60周年式典。国防費カットを受け入れ50周年から観艦式なし。今回さらに縮小され英国防相や制服組がひやひやドキドキ。元幹部が、観艦式をやれば国家の恥をさらすだけと述べた。データによると、115年前ビクトリア女王60周年当時、英海軍が165隻の艦船を従え、スピッドヘッド海峡に集結し祝砲でエール交換。21隻の戦艦と44隻の巡洋艦に威容があったという。現在、ヘリ空母2隻、強襲揚陸艦1隻、駆逐艦6隻、フリゲート艦13隻、小規模艦42隻と補助艦艇13隻に過ぎず、観艦式に出てもせいぜい10隻という。アフガンに大型予算を組み、海外貿易の95%を守る海軍の資金が払底した。英保守系テレグラフ紙の記事によるもの。英国政府の大ナタは事実である。昨年インドがムンバイ沖で行った観艦式には81隻参加。英海軍より10隻多いという。国家は衰退すると速いといわれ、同根だけに米国でも起きると考えられる。その米国は、昨年8月成立した財政管理法により、与野党が社会保障や税制改革など118兆円財政赤字削減に合意しないと、今後10年国防予算39兆円を含め95兆円強制削減が決まる見込み。11月の大統領選に向け目玉法案になった。してみると、史上初3度目のロンドン五輪閉幕(8月12日)以降英国が心配。アイルランドとよりを戻しても、スペインはおろかポルトガル並みに落ちぶれるという。米国も国防予算削減に追われ英国の後追い。つぶさに崩れないとして、FRBの第3次緩和に限界があることも事実。19日述べたように、半値戻し9300円がひとまず目安と考えられる。今起き、これから起きることは20年や30年のスパンで語れない。英国が115年前なら米国も100年前の経緯がモノをいう。来年は国際金融資本がFRBを乗っ取り、ちょうど100年だけに要注意。GMが100年目に倒産し、決算操作で再上場したのとスケールが違う。英米仏など国際金融資本に与するところから、ドイツと日本が残ると述べたが、その前に諦めの悪い彼らのあがきが今後金融戦争に持ち込まれる。イスラエル、韓国の落伍も決定的という。

日経平均は65円安。8655円で引けた。出来高13億8330万株、売買代金8100億円。再び円ドル78円、ユーロ99円台に振れたのが重し。後場中頃先物が売りが出た。■■■(****)、■■■■(****)処置なしだが、■■■■(****)の値保ちがいい。■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)も逆張り。ボックス圏に入った。■■■■(****)、■■■■(****)が半端な戻り。来年予想される通貨危機に備えるもので、初動らしいものが見当たらない。■■■■(****)は大底圏。2014年3月に東京湾の放射能汚染が最大になるといわれ、ゼオライト需要が急増する見込み。どの銘柄も戦闘状態になってきた。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)にひきかえ、■■■(****)の足取りがいい。国際金融資本と一線を画した存在が魅力。財閥系は彼らに取り込まれた。(了凡)