証券ビュー

アンコール伊勢町

12月と来年5月も関門 「住専」グローバル版にうねり (2012.06.13)

案の定、手返し。売り一色になった。前日買い戻しの反動。欧米、アジアも連動し「住専」グローバル版にうねり。債券、株、金・原油先物など一喜一憂に明け暮れた。ギリシャは17日再選挙にかかわらず、管理されたデフォルトが確定しCDS発動。ユーロ加盟後ドイツとフランスの信用で低金利、不動産バブルを堪能したポルトガル、スペインも事実上デフォルト。今年延べ30兆円の償還を迎えるイタリア国債が駄目押し。「デビッド・ロックフェラー失脚とCIA分裂」の波紋が広がっている。ギリシャ、ポルトガル・スペイン、イタリアと半島国家が行き詰まり、アラビア・シナイ半島のイスラエル、マレー半島のシンガポール、朝鮮半島の韓国も危ないという。国際金融資本の破綻によるもので、サムスンが5月に史上最高値を更新したのも売り抜け工作。欧米の株価のみ生命維持装置で高値を維持している。同装置も寿命が尽きかけているとの情報。3月「プーチン即位」を見出しにロシアの大統領選が非民主的と批判したウォールストリート・ジャーナル。国際金融資本の機関紙として知られるが、ユダヤ人の革命家を送り込み、資金支援のもとでロシア革命を起こし皇族一家を虐殺した彼らにとって、プーチン再選はロシア皇帝の復活を意味しているという。11日述べた北方領土返還の動きにつながるもの。来年5月、IMFの融資期限丸3年がポイント。当事国は欧州向け救済パッケージ75兆円のうち、25兆円返済義務があるためだ。「住専」グローバル版のクライマックス。いよいよデフォルトとなれば、これまでタブーだった裏の世界が表沙汰になる。それにしても、阪神大震災と同時テロ、東日本大震災。それぞれ1995年1月17日5時46分、2001年9月11日8時46分、2011年3月11日14時46分に起きた。11と46が不自然で偶然と考えにくい。これら三つが日本と米国で起き、今年12月22日フォトンベルトでフィナーレという。1、2週間太陽が姿を消し電磁波障害を起きるといわれ、再びご来光にあやかるしくみ。わかっていれば冷静に対応できるはずだ。6月17日より12月22日。さらに、来年5月も関門。その都度消去法で日本。プレーヤーが次々市場から退場する見込み。この間手を抜かず根負けしないことだ。
日経平均は88円安。8536円の引け。出来高15億5200万株、売買代金9400億円。取るに足りない内容で後講釈もサマにならない。IMFが12日の対日審査を踏まえ、午後になって日銀に追加緩和を促し引け際持ち直した。まともなのはショーボンド(1414)ナブテスコ(6268)のみ。売っても買ってもつかまりそうだ。国際金融資本の破綻を前提にすると、物産(8013)商事(8058)より伊藤忠(8001)に分がある。OTS(4564)大塚HD(4578)塩野義(4507)など出番待ち。重工(7011)住精密(6355)航空電子(6807)など初動が決め手。東建物(8804)東急不(8815)にも注意を払うところだ。1993年当時、欧州にユーロが導入される前、ギリシャの10年債利回り22〜23%、スペインやイタリア11〜12%。ごく普通の水準だった。ところがユーロ加盟後3、4%に下がり喜々として国債乱発。02年から10年まで8年、借りに借り使いまくった。余りにも無責任で身から出た錆。同情の余地なしだ。(了凡)