証券ビュー

アンコール伊勢町

北方領土返還の動き スペインでつかまるECB (2012.06.11)

買い戻しが一巡し反落。見送られた。ギリシャからスペインに移った債務危機に備える動き。一転売り煽りに変わった。寄り後SQ値が8613円(5月9019円)に決まるとなし崩し。日経平均が3日連続334円上げただけに雷同売り。7日中国の0.25%利下げ声明も呑み込まれた。6日NYダウ286ドル高、ナスダック66ポイント高が過大と述べた通り。外資の腰がふらついている。ロンドン発5月30日ロイター電によるもの。ロスチャイルドがロックフェラーを吸収合併。国際金融資本の崩壊が始まった。5月24日バチカン銀の総裁解任も表裏一体とみられ、スペイン大手銀「バンキア」が破綻すると「住専」グローバル版開幕。ロンドン五輪閉幕(8月12日)以降すったもんだ。来年FRB100年にかけてファニー、フレディを巻き込みクライマックス。さらに、しぶとく欧米の延命が続くとみられる。帰趨は明らか。消去法で日本。6月1日、東京と上海で円と人民元の直取引開始がきっかけ。ロシアもなびき北方領土返還の動き。国際金融資本系が食いっぱぐれ、推進派の駐日大使が返還合意に意欲。日本の資本と技術を取り込む意向という。1953年、旧ソ連はユダヤ独裁からロシア人の国民国家に復帰。解放された彼らは日本と友好関係を結ぶことを望み、サンフランシスコ条約に基づき2島返還で国交を回復しようとした。しかし、当時アイゼンハワー大統領の国務長官だったダレスが「2島返還で妥結するなら沖縄を返さない」と反対。やむなく4島一括にした経緯がある。かりに、2島返還が動き出せば、伊藤忠(8001)とつき合うだけでよくわかる。シベリアに抑留された瀬島龍三が元会長。ビジネスチャンスとみられる。受け売りだが、ECB(欧州中銀)、EBA(同銀行監督機構)も信頼性ゼロ。ECBの場合、ギリシャだけで資金量の18%に達し火の車。スペイン、イタリアまで遥か及ばない。EBAも、デクシアを一番安全な銀行と評価し、その後破綻して信用を失墜した。どだい、CDSが致命傷。潰れなくて済んだかもしれない国や企業が、配当金目当てに潰される可能性を世界に持ち込んだ金融商品。保険金殺人を誘発するもの。巡り巡って自滅した。実際に貸し付けた金融機関が、最大でも同額の配当しか受けとれないように改めるべき。日本は土地と株が対象。はっきりしていた。「失われた20年」にしても落ち込んでいたわけではない。公共投資で雇用を守り、記録的な円高をしのぎ、リーマンショック、二度の震災、原発事故など自分達で吸収しようと立ち上がった。8日値下がり率が5%を超えたシャープ(6753)、ソニー(6758)など大底圏に入っている。

日経平均は180円安。8459円の引け。出来高23億5600万株、売買代金1兆6200億円。積み上がったユーロ先物売りの買い戻し一巡。再び円高に振れ大半水浸しだ。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)も憤懣やるかたない。そこそこなのが■■■■■■(****)と■■■■■(****)。つぎの相場で飛び出しそうだ。ECBがPIIGS債を買い続けている。やけっぱちの大盤振る舞い。ギリシャ、ポルトガル、アイルランドまで回るとしても、スペインでつかまる見込み。世界中、日本なしに資金が回らない。債券、株、金・原油先物など運用も岐路を迎えた。(了凡)