証券ビュー

アンコール伊勢町

先物で時間買う相場 禁じ手の限界がやってくる (2012.06.07)

前日に続き自律反発。買い戻し一巡後も堅調。小康を保っている。G7電話レベルの協調、円高一服によるもので、7日スペイン入札20億ユーロ(上限)を含め欧州危機カウントダウン。先物で時間を買う相場になった。賞味期限7〜10月。外資が日本の資金を狙っているため戦闘状態。4、5月売り煽りに対し6、7月買い煽りが予想される。きっかけが14、15日と19、20日予想される日米追加緩和措置。欧米の過剰緩和に拍車がかかりブル相場再来。意外な高値を呼びそうだ。しかし、米国が流動性の罠にはまり副作用。財務省が発行した国債をFRBが買うという禁じ手の限界がやってくる。事実、国内事情も深刻で必需品や医療費、学費など大幅な値上がり。これ以上大衆がもたないという。つまり、GDPの7割を占める個人消費の回復頭打ち。品質に目をつぶり、安いものを買わざるを得ない。日用品の大半中国製品という。米国の紙幣流通量によれば、2007年末から10年末の3年で9770億ドル(19%増)になる一方、FRBの保有資産が2兆3490億ドル(2.65倍)に急増。銀行間の又貸しが明らかになった。FRBが増刷しても企業、個人は借りるどころか返すという事態。追加緩和が無力になるとデフレ。夏場以降、欧米主要国が一斉にデフレに向かうと伝えられる。そうなると、誰が困るか。大枚を長期で目一杯借りている国や企業、金融機関が慌てる。そこで「住専」グローバル版が起きると述べた。今年か来年に相当し、3年後旧山一・長銀の二の舞。本番まで覚悟している。つまり、われわれも7〜10月一旦逃げを打つ相場。東京も戦場に変わりない。大震災、原発事故に見舞われながら、性懲りもなく1年後に東京スカイツリー完成した国。天災に対し天罰然りと思ったが、当日14時46分、同時刻に三つの震源が確認され人工地震と判明。人災なら復活のシンボル。国内勢は外資と渡り合えるはずだ。バチカンのスキャンダルも1月からくすぶっていたもので、5月24日バチカン銀行総裁が解任され、翌日には法王ベネディクト16世の執事も逮捕。欧米はよりどころを失いつつある。このため、7〜10月真剣勝負。外資に負けるわけにはいかない。
日経平均は151円高。8533円と続伸。出来高20億8100万株、売買代金1兆1800億円。前場入った先物の大口買いをきっかけに引け味も悪くない。17日のギリシャ再選挙に備え前哨戦とみられる。■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など反発。持ち直したが、買い残が多く半端な戻り。値上がりランキングを見ても混乱するだけ。相場のリズムがまちまちだ。初動には不十分とみられる。■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)も戻り一巡から正念場。■■■■(****)、■■■■(****)も病み上がり。■■■(****)、■■■■(****)と互角につき合うには、絶えず学ぶ気持ちが欠かせない。■■■■(****)が★★★102を教訓に巻き返し。06年の500円レベルまで戻す過程と似ている。16日に船橋市民文化創造館で「膵臓がんに対するペプチドワクチン治療の現状」(千葉徳州会病院主催)をテーマに基調講演2時間。招待講演もある。30日にはNHKスペシャル「検証・日本のがん医療〜患者が安心できるために」(19時30分〜20時43分)も控えている。(了凡)