7〜10月クライマックス NYと東京を結ぶミニバブル (2012.06.06)
やれやれ反発。持ち直した。買い戻しによるもので、5日G7電話協議、日本政府・日銀介入説も手掛かり。戻りが一巡し甘くなったが、後場中頃から再び締まった。円ドル78円、ユーロ98円のレベル。前日9年ぶり10年債利回り0.790とあって反対売買が多い。東証によると、5月第4週まで外資6週連続売り越し。自分で自分の首を絞めている。17日のギリシャ再選挙でもう一波乱予想されるため、道草をくっているような印象。レギュラーが揃ったわりにビルダーバーグ会議の反応が鈍い。4日に内閣を改造した野田政権も継ぎ接ぎが目立つ。■■■■■■(****)や■■■(****)というより、■■■■■(****)、■■■(****)に近い。しかし、米国にとって使い勝手がいいそうだ。つまり、改造政権でひと相場。14、15日の日銀政策決定会合と19、20日のFOMCでやり過ぎの追加緩和を強行。ギリシャ再選挙を吸収し、NYと東京を結ぶミニバブル。ロンドン五輪から米大統領選にかけて本格化。意外な高値が予想される。10月に出来あがれば来年4月に相当な反動安。覚悟の上である。ビルダーバーグのプログラムは12月22日まで。欧州統合が1951年から決まっていたように、2010年ギリシャ危機、2011年3.11、2012年フォトンベルトで結び。マヤ暦の予言がフィナーレとあってふざけたものだ。彼らは7〜10月売るために上げる。6月反転の初動をとらえよと述べた通り。これまで売り煽ってきたが、7月から買い煽り。来週売り叩くとカモになりそうだ。6月に予想される追加緩和が米国にとって「流動性の罠」に相当するのは明らか。いくら緩和しても借り手がいないわけで、経済全体が回らなくなる。要するに、大統領選後デフレ。20世紀以降4度目という。日本は90年代から穏やかなデフレ20年。日銀が2月インフレターゲット1%を目安にデフレ解消を表明。4月さらに追加措置を踏まえ、15日新たな声明を発表する見込み。問題は超低金利状態。日本で12〜13年続いたため米国も大丈夫といえない。日本が年率0.3〜0.5%のデフレに対し10年債利回り0.8〜1.1%で実質金利1.1%〜1.6%。米国は2.5%のインフレとしても、10年債利回り2%前後で実質金利マイナス。持ち出しになるためだ。このため、追加緩和後7〜10月折り目のミニバブル。欧米が日本の資金を狙っているのも事実。来週から戦闘状態。彼らに一矢報いるところだ。自分たちの特権を確保し、地球が人口70億人養えないからといって9割抹殺など不届き千万。絶対に許せない。
日経平均は86円高。8382円の引け。円ドル、ユーロでも円安に振れた。出来高18億株、売買代金1兆円と低水準。自律反発の域を出ない。しかし、■■■■■(****)を筆頭に逃げを打つ相場。それらしい初動、初押しとなれば7〜10月追っかける。■■■(****)、■■■■(****)は雄大なスケール。■■■■(****)、■■■■(****)も見直される。やがて、安全と安心を買う相場が姿を見せる。欧米がデフレに入る一方、日本は唯一インフレとなって不動産、株も上がるはずだ。辰巳相場のクライマックスが迫ってきた。おそらく、7〜10月。週明け4日のように、叩いてきたら本物と考えられる。今年、来年、持ち場、持ち場で最善を尽くすのが道。欧米、中国もデフレに見舞われ、99%は勿論1%ものたうち回る。(了凡)