有事と弁え戦うべし 外資の方が曲がって見える (2012.05.21)
たちまち揺り戻し。再び全面安になった。円ドル79円、同ユーロ100円レベルに逆戻り。後場アジアも総崩れのありさまだ。一時日経平均8588円をつけ、目安の8600円に到達。21日新月だけに買い戻しも予想される。NYダウ、日経平均ともに今年1月の水準。前触れとして6994円を見たリーマンショック級。前日の債券先物売り、日経平均先物買いが反対売買され下値模索。日銀のETF買い入れも焼け石に水という。ソニー(6758)の安値更新が印象的。売り方の回転が利いているためで、ギリシャやスペイン26金融機関格下げ、米国の経済指標悪化を受けて円も揺り戻し。19、20日欧米で善後策も考えられる。幸か不幸か、入手したのが21日の金環日食情報。直後から6月6日まで16日間、日本に何か起きるという英語字幕のミステリー。2005、11年英国に現れた予言の紹介。GW明け261円安を口火に日経平均が先行している。18日に40年ぶり相場が変わった。5、6月確かめるところと述べた。日本が欧米や中国を相手に今年2月から勝ちいくさのきっかけをつかんだわけで、再三再四日本を潰すための揺り戻し。特攻作戦に対応するものだ。前日述べたように、同時テロ9.11と大震災3.11を足すとフォトンベルト12.22(日本時間)になりゲームオーバー。ロンドン五輪後仕上げに入る模様。われわれは、5月21日から12月22日、それ以降も日常を維持できればよし。彼らはこの間安全資産といわれる円を集中攻撃。あらゆる手段を使って襲いかかる。有事と弁え彼らと戦ってほしい。有事といえば、福島第一原発4号機。4月21、22日東京で開かれたTC(日米欧委員会)の席上。権力者が「実体を明らかにせよ」と日本に迫り、内閣府の副大臣が現地入りし4号機の現状とM6.5まで対応できる旨確認したという。まかり間違うと、原発事故も揺り戻し。卯辰と辰巳の3年正念場。日本が勝ちいくさに持ち込んでも多数の犠牲を伴うとみられ、実際に勝ち残るのも1割前後。相場をみていてわかる。本来2月14日と4月27日の追加緩和で円高デフレ一巡。円安株高に変わりかけた。それがGW明けと18日の下げで4ヵ月前に逆戻り。「住専」グローバル版を消化しないと機能不全になりかねない。
日経平均は265円安。今年最大の下げ。前週末8611円で引けた。出来高20億5300万株、売買代金1兆2100億円。率直なところ、上げも下げも薄商いで物足りない。むしろ、外資の方が曲がって見える。国内勢が乗ってこないためだ。ちなみに、グローバル・フォースの手口。CDSを利用したいハゲタカ・ファンドの金融賭博によく似ているという。要するに、ギリシャは財政危機を自力で解決する目途をつけたと発表。CDSの相場を下げ、底値でたっぷり仕込んだ挙げ句、攻めてデフォルト必至とやれば清算取引で大儲けできる。これが金融カジノの本質だそうだ。国内でも紀伊国屋文左衛門や淀屋辰五郎が大名貸しで大儲け。後者の場合、世界最初の先物取引といわれる1697年の堂島米会所(こめかいしょ)による帳合(ちょうあい)米取引、つまり差金決済を幕府から公許され大儲けに拍車。1705年没収された目録によると、1815年当時ロスチャイルド財閥の資産を上回るという。■■■(****)を中心にペプチドワクチン関連買い下がり。■■■■(****)は有事対応の一つだ。(了凡)