デフレ組と闘うGW明け 紆余曲折の末、消去法で日本 (2012.05.03)
もち合い下放れ。反落途上とみられる。1日の日経平均169円安に対し、2日戻りが鈍いためで、個別にも自立反発の域を出ない。買い一巡から見送られた。織り込んでいた4月27日の追加緩和を境に安い。1,2日駄目押し、止めとなればあく抜け。急反発が予想される。通常3日のTC東京総会が主要メンバーを欠いたせいか2日で終わり、追悼、「同窓会」モードで閉幕したのが手掛かり。1973年立ち上げたTCが75年以降サミットのテーマを提供し、ビルダーバーグやダボス会議を通じて世界を意のまま「誤指導」してきた限界。伸び切った印象と述べた。7月27日ロンドン五輪(8月12日まで)から12月21日のフォトンベルトにかけて世界統一政府のセレモニーが伝えられるだけに、元チェース・マンハッタンBK頭取のデビッド・ロックフェラー(96)、元国務長官キッシンジャー(88)、元大統領補佐官ブレジンスキー(84)がいないと始まらない。ビルダーバーグは白人とキリスト教を共通項に現在もEUの後ろ盾。戦後、旧ソ連から西側を守るため米国が支援したという経緯。日本も参加する予定が欧州難色。やむなくロックフェラーが欧州の有志と日本の政財界とでTCをつくった。日本側は故人になった宮澤喜一と山本正のほか小林陽太郎(79)が世話人。武田薬品 (4502)の長谷川閉史(65)、ローソン(2651)の新浪剛史(53)がTPPに熱心。同友会系が多く利益につながるという。しかし、世界も群雄割拠の戦国時代。5月19日G8サミット(米国シカゴ)、翌日NATO首脳会議(同)もあるが、6日ギリシャ・月内アイルランドの総選挙結果でどう転ぶかわからない。紆余曲折の末、消去法で日本というのが持論。それに、2月から40年ぶり円高修正。初押し後に円安が定着する旨を述べた。つまり、インフレ株高に転換。GW明け20年デフレ組と闘いが始まるという認識を新たにした。今起きていることは文明の転換期。10年、20年起きたことから説明がつかない。例えば、福島の原発事故。半減期2万4000年といわれ、われわれが生きている時代に処理できない。にもかかわらず、適切な処理が求められる。これまで20年、在来路線、幻の経済成長を追求する上っ面な対応で解決できないわけだ。デフレ組が売れば買い下がり。TCも40年円高をこなした日本を見直す。初押しはデフレ組によるもので、予想される悪材料も大半織り込んだ。
日経平均は29円高。9380円の引け。出来高13億2600万株、売買代金9200億円。積み上がった円の買い戻しが一巡し、上海と香港の株高も支援材料になった。■■■(****)が14万円1200円で引けたように、■■■■■■(****)、■■■■(****)など堅調。ペプチドワクチン関連が気になる。決算発表の遥か上をいくもので、辰巳の2年空前のスケール。ゲノムでDNAを特定し、テーラーメイドで治療するという人類史上初の試み。10年越しでゲノム創薬に相場が立つところまできた。一方、航空機関連も辰巳2年の目玉。ボーング787とMRJによるもので、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、さらに■■■■(****)も射程圏。1年半遅れになったMRJ初飛行が目安。デフレ組の投げ拾うところだ。東北は農産物や労働力も東京はじめ大都市の供給源になっていた。しかし、彼らが自分たちのためにつくるとしたら変わる。なにより東京が最初に音を上げる。
(了凡)