これから90日に尽きる 日本の協力を心底欲しがる米国 (2025.04.11)
急騰。日経平均大陽線の引け。一転全面高だ。9日ダウ2962ドル高、時間外3210円高の先物3万5040円を受けたもの。同日発効した相互関税措置90日間停止、中国追加関税125%が主因。75ヵ国以上報復措置をとらず、日本を含め関税率10%が好感された。プライムの出来高27億4900万株、売買代金5兆5900億円。値下がり8(値上がり1623)。引け後、先物が再び売られた。需給要因によるものでつくられた危機。4~6月半値戻し、3万7000円が目途。90日後7月に入りホロスコープも黙っていない。太陽フレアが最大(11年周期)になり木星、土星、天王星など半年星座を変える巡り合わせ。異常気象説が根強い。市場も春分点から3ヵ月破壊と再生活発。米国並みの構造変化が世界規模で起きる見通し。「日本復活のチャンスが来た」(齋藤ジン)という。2001年「自民党をぶっ壊す」といって首相になった小泉氏(83)が似たケース。シリコンバレーやウォール街のエリートたちが新自由主義のもとで金儲けに走り、取り残された米国民ら多数派を形成。ハイテクと金融のエリートたちに反旗を翻し、トランプ氏を立て旧体制にNOを叩きつけた。始まったばかりで利害調整が困難。これから起きる黒船来航(1853年)後に匹敵するゲームチェンジ。AIや量子コンピュータ、宇宙技術などリンク。米国が他の国を圧倒し果実を独占するのが狙いという。事実、中国に勝つため日本の協力を心底欲しがっておりチャンス。第2次大戦後の世界秩序を認めた上、米国の叡智による平和と繁栄が天与のものでないと受け止めている。一方、エマニュエル・トッド氏。トランプ氏はウクライナで米国が敗北したからこそ再選された。ロシアと交渉しないバイデン氏の方針を180度転換。敗北を直視した米国に対し、認めない欧州がプーチン氏を悪玉扱い。好戦的に出ている。トランプ氏は基軸通貨ドルが製造業の回復を防げていることを理解していない。米国が当てにならず中国とやり合っている。次の一手が不可欠だ。
日経平均先物によると、10日大証ミニ3万3745円(-2.57%)に対しラージ3770円、シカゴ3865円。現物より744円安い。ダウ先物4万0288ドル(-1.34%)。同320ドル安い。VIX恐怖指数37.21(+10.53%)、WTI原油先物60.82(-2.45%)。金先物3144(+2.12%)、ビットコイン円11,930,382(-2.12%)。
10日の日経平均2894円高。大引け3万4609円。TOPIX2539(+190)。10年債1.340%(+0.070)。米10年債4.323%(-0.036)。上海総合3223(+1.16%)、香港ハンセン20,681(+2.06%)、インドNifty22,399(-0.61%)、ロシアRTS 1023(+5.48%)。グロース613.64(+7.08%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。米国の関税引き上げが1930年以来劇的。フーバーのスムート・ホーリー法成立後、世界貿易が崩壊し大恐慌に陥った。今回、日本の協力次第。これから90日に尽きる。(了凡)