証券ビュー

パワースポット

パイオニアに道筋 OTS102と扶桑薬品 (2011.03.02)

ミヨシ油脂(4404)は底値圏。140円中心のもみ合い。120円どころを固め上放れた不二家(2211)と同感覚で拾いたい。昨年10月
山崎製パン、日清オイリオグループと資本・業務提携。前期連結健闘し、収益・財務不安が遠退いた。来年、創業90周年。今期連
結横ばいの見通しだが、提携効果が見込まれ、やがて05年3月高値390円挑戦も考えられる。
 

 扶桑薬品(4538)は魅力的な経過。提携先のOTS(4564・マザーズ)と連動している。1月26日「OTS102」(癌治療薬用ワクチン)の
製造販売に関し、大塚製薬(サブライセンス)から10億円の一時金を受け取る旨を発表。翌日329円の高値をつけた。

同ワクチンは、従来の抗癌剤と比較にならない開発経過をたどり有望。点滴と人工透析で70年余。「OTS102」次第で業容一変。

株不足でもあり、ひとまず08年7月379円、06年4月528円高値が目安になる。
 

 パイオニア(6773)は再建に道筋。シャープ中心にホンダ、三菱電、三菱化の出資も決まりスケール拡大。プラズマTV撤退から

カーナビ(シェアトップ)の将来性を先取りする相場に変わった。3Qに7四半期ぶり黒字転換。大幅な売り長で10、11年社運も
いいだけに一段と有望。09年3月82円を上場来安値に、08年下放れた800円どころが視野に入った。
 

三菱商事(8058)は半値戻し。押し目待ちだ。米欧、新興国相手に日本をリードするブローカー。売り手、買い手双方から手数料が
落ちる。ドバイショック第2波で拾いたい。