ウクライナ停戦が前提 来年1月20日にかけて大枚が動く (2024.11.19)
週明け反落。日経平均小陰線の引け。腰砕けだ。前週末の夜間取引630円安。3万8040円を足場に小動き。「またトラ」の余震を持ち越した。米利下げ後退、同10年債上昇、20日エヌビデアの決算(8~10月期)など後場一進一退になった。プライムの出来高17億3300万株、売買代金3兆7700億円。値下がり861(値上がり726)。引け後、先物も小動きだ。17日、バイデン氏が作戦転換。ウクライナに米国製新長距離砲を使ったロシア領攻撃を容認。停戦の打診とみられる。西側が望んでいるのも事実で北朝鮮がロシアの作戦に加わりウクライナの越境攻撃を緩和。トランプ氏が就任前に停戦を公約した経緯からバイデン氏は自由裁量で使える資金を来年1月まで確実に投入するという。一部報道によると、優勢といわれながらロシア経済破綻寸前。国家予算に戦費不足が表面化。今年5月の内閣改造でプーチン氏が経済専門家を国防相に任命し、自分の周りを身内で固める独裁体制になった。「またトラ」でウクライナ停戦が実現しても食わせもの。にわかに信じがたい。しかし、今や日本もドイツやフランスと同様に少数与党の時代。トランプ氏にもいえる。黒人やヒスパニックに支持を広げ大勝したが、白人主導の寄せ集め政権。一時的に「またトラ」独裁も考えられる。彼は世界を強い勢力と談合でさばく。ウクライナ、パレスチナ然り。このため、年末年始試行錯誤。ウクライナ停戦が前提になる。戦線が膠着状態になり、双方消耗し周囲から支援が得られない時に成立。1950年6月に始まった朝鮮戦争。53年3月スターリン急死から本格化。同年7月休戦協定が結ばれた。1981年1月20日、レーガン大統領(1911~2004)就任式当日、イランが444日人質にしていた米大使館員52人を解放した。「またトラ」は自分が大統領になったら、ウクライナ戦争を1日で止めるといっていた。しかし、ゼレンスキー氏に代わる人物がいない。プーチン氏が米国製長距離ミサイルを恐れ、核使用のレッドラインと隣り合わせ。市場が尻込みするのも当然だ。
日経平均先物によると、18日大証ミニ3万8240円(-0.05%)に対しラージ同、シカゴ8200円。現物より21円安い。ダウ先物4万3405ドル(-0.37%)。同40ドル安い。VIX恐怖指数16.56(+2.60%)、WTI原油先物67.27(+0.52%)。金先物2597(+1.08%)、ビットコイン円14,059,656(+1.12%)。
18日の日経平均422円安。大引け3万8220円。TOPIX2691(-19)。10年債1.070%(±0)。米10年債4.465%(+0.031)。上海総合3323(-0.21%)、香港ハンセン19,576(+0.77%)、インドNifty23,462(-0.30%)、ロシアRTS854(-1.04%)。グロース619.26(-1.07%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。ホロスコープの転換点11月20日。来年1月20日米大統領就任式にかけて大枚が動く。(了凡)