「またトラ」の余震続く 米国の黄金時代など日没に等しい (2024.11.15)
続落。日経平均小陰線の引け。「またトラ」の余震が続く。13日ダウ47ドル高を受け追随した外資が後場息切れ。安値引けだ。10月米CPIの2.6%上昇が市場予想と重なり、12月米0.25%利下げを織り込み事なきを得た。一方、4ヵ月ぶり156円台の円安となり日銀の早期利上げ懸念が債券売りを助長。与党過半数割れ、首相続投を負い目に財政拡大目前の国内事情もある。プライムの出来高21億4200万株、売買代金4兆6100億円。値下がり1075(値上がり528)。引け後、先物が買い戻しに確り。米大統領就任式1月20日まで一喜一憂、乱高下が続く見込みだ。米国の現状も日本と似通っている。「またトラ」看板倒れ。米国に「黄金時代」をもたらす約束が再び反故になるという。同国コメディアンによるもので、米大統領選後、世界で最も裕福な10人の資産が600億ドル以上急増。一般支持者にも回ってくると述べた。もし、ハリス氏が2026年のカリフォルニア州知事に立候補するやよし。カリフォルニア大学バークレー校政府研究機関とロスアンジェルスタイムズの共同調査で、民主党支持層の72%ハリス州知事に賛成している。このため、またトラの立ち振る舞いに期待のカケラもない。あるとすれば、2028年に立候補できないのが唯一の救い。米国の「黄金時代」など日没に等しいと散々だ。彼は3度大統領選に出た。2016年に重なるという。人種差別で知られる彼が黒人やラティーノ系の票をまとめたのに対し、ハリス氏は頼りの女性票を取り込めなかったのが敗因。米大統領選は期中下院改選があり前半2年が勝負。日本は来夏参院・都議選を分水嶺に来年度予算で野党が主導権を握った。ホロスコープによると、20日が転換点で双方目を離せない。14日ブルームバーグによると、飛躍的なAI進歩に疑問符。開発大手3社も苦悩。費用対効果が限定的という。AI開発主要3社が高額投資。期待したほど実現せずリターン低下に直面した。人類を越える強力なAIといわれ、エヌビデアのCEOが来日しソフトバンクと協賛を発表したのも新たな材料。直近、VIX恐怖指数が14.11(+0.64%)まで下がり余震拡大の見込みだ。
日経平均先物によると、14日大証ミニ3万8880円(+0.76%)に対しラージ同、シカゴ8870円。現物より334円高い。ダウ先物4万4196ドル(+0.20%)。同238ドル高い。WTI原油先物68.77(+0.50%)、金先物2560(-1.00%)、ビットコイン円14,286,351(+1.29%)。
14日の日経平均185円安。大引け3万8535円。TOPIX2701(-7)。10年債1.055%(+0.015)。米10年債4.443%(+0.004)。上海総合3379(-1.73%)、香港ハンセン19,435(-1.96%)、インドNifty23,555(-0.02%)、ロシアRTS870(-1.69%)。グロース625.23(-0.57%)。値上がり率ランンキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。ウォール街によると、S&P500種の予想PER22倍。過去20年平均より4割高い。■■■■■■(****)も指標のひとつだ。(了凡)