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消去法で進むほかない 与党過半数割れを受け入れる場面 (2024.10.29)

 週明け反発。日経平均中陽線の引け。流れが一変した。総選挙で与党過半数割れが伝えられ、前週まで11日連続陰線を引いたショート筋(空売り)が寄り後買い戻し。1ドル153円台後半の円安を呼び込み後場も確りだ。先物主導といわれ、国内勢を出し抜いた外資がリード。一体全体唖然としている。プライムの出来高17億8200万株、売買代金3兆8800億円。値下がり123(値上がり1504)。引け後、先物に反動が出た。与党大敗に拘らず首相が続投を表明。敵失で猛迫した野党も旧態依然。連立が困難なためだ。来週5日米大統領選と共通項もうかがえ小康が関の山。似たような場面になりそうだ。日本の場合、特別国会で首班指名があり多数派工作本格化。米国は投開票後のチェックに時間がかかり前回以上。年末年始揉める見込み。参考までに、戦後日本の少数与党内閣によると、第5次吉田政権(1953年5月~54年12月)、第1次鳩山同(54年12月~55年3月)、羽田同(94年4~6月)の三例。多数派工作が不調に終わり、政策運営が行き詰まると短命。来年7月参院選まで持ち越す公算もある。この間市場も混乱が尾を引き、金の切れ目が縁の切れ目になりかねない。ブルームバーグによると、サウジが来週首都リヤドにウォール街とビッグテックの大物を招き、砂漠のダボス会議を開くという。ゴールドマンやシティグループ、ブラックロックなど常連で1兆ドル規模の運用が目玉。しかし、紛争地域に資金が集まらないのも事実。中東が安定を欠く現状で投資によるマイナスの影響も考えられる。一神教の国は他の宗教を認めず弱り目にたたり目。日本は多神教で一線を画し、トランプ氏再選を織り込んだ米国よりマシな展開を期待できる。ホロスコープによると、10月12日から冥王星が順行再開。11月20日水瓶座に移動する転換点。現在、人知を超えたレベルにあり来年本格化の運びだ。与党過半数割れを受け入れ、揉めるだけもめるやよし。消去法で進むほかない。
 日経平均先物によると、28日大証ミニ3万8320円(-0.89%)に対しラージ8310円、シカゴ8285円。現物より321円安い。ダウ先物42,434ドル(+0.27%)。同320ドル高い。VIX恐怖指数19.41(-4.53%)、WTI原油先物67.38(-6.13%)。金先物2745(-0.34%)、ビットコイン円10,510,860(+1.11%)。
 28日の日経平均691円高。大引け3万8605円。TOPIX2657(+39)。10年債0.970%(+0.025)。米10年債4.257%(+0.014)。上海総合3322(+0.68%)、香港ハンセン20,599(+0.04%)、インドNifty24,339(+0.65%)。ロシアRTS852(-1.68%)。グロース609.88(+3.49%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。どんな経験則も通用しない場面に入った。(了凡)