運用の巨人もっと出せ 日本の資金が回りまわっている (2024.10.18)
続落。日経平均小陰線の引け。大半見送られた。16日米主要3指数反発を好感する一方、17日午前中国の不動産支援に伴う会見を受け安値引け。取りつくしまもない。オランダのASMLと台湾TSMCの半導体市況に中国の場当たりな経済政策も消化難で早耳筋の失望売りが主因。プライムの出来高16億3200万株、売買代金3兆7500億円。値下がり1026(値上がり559)。引け後、先物が戻している。上海総合3169(-1.05%)、香港ハンセン20,079(-1.02%)。本音がうかがえ転換点に違いない。17日付日経8面に米ブラックロック8段抜き記事が出ていた。失敗が生んだ「運用の巨人」といわれ、約1700兆円の預かり資産を100超のリスクシナリオにまとめ個人に提供。金利上昇が見込まれる場面で日本の個人金融資産(6月末2212兆円)に目をつけた。成功ならぬ失敗体験がミソ。稼ごうとする余りリスクを適切に認識できず失敗。フィンテック(金融と技術)により運用を高度化し世界最大の運用会社になった。この先人知の及ばないケースも予想され、日本の資金を取り込みたいわけだ。安倍内閣当時、マイナス金利で鳴らした黒田バズーカ1500兆円が高金利の米国に渡ったといわれ、これから里帰りと述べた挙句にこのありさま。もっと出せという。財閥解体を解かれた日鉄(5401)がUSスチール買収に動いた背景もそうで、事実上日本の資金が米国を通じて回りまわっている印象。金融危機(2008年)と新型コロナ(2019年)で溢れ返った緩和マネーが大手ファンドに集中し運用難。手詰まりに陥っているのが現状。30年デフレを乗り切り、消費税2度引き上げ、無利子でやり繰りした現預金2212兆円が狙い。いまだGHQの延長上にある。17日入手した情報によると、ドイツが兵器をウクライナに送ることをやめた。西側は敗北を知っているが、ワシントンが認めるのを待っている。北朝鮮が参戦することはない。ロシアは十分過ぎるほど兵士を抱えている。一方、イスラエルが亡国の危機。切羽詰まってきた。
日経平均先物によると、17日大証ミニ3万9190円(+0.23%)に対しラージ同、シカゴ9215円。現物より304円高い。ダウ先物4万3404ドル(+0.14%)。同326ドル高い。VIX恐怖指数19.30(-1.43%)、
WTI原油先物70.47(+0.11%)。金先物2698(+0.26%)、ビットコイン円10,002,054(-1.21%)。
17日の日経平均269円安。大引け3万8911円。TOPIX2687(-2)。10年債0.960%(+0.010)。米10年債4.033%(+0.015)。インドNifty24,749(-0.89%)、ロシアRTS898(-0.41%)。グロース627.70(-0.79%)。値上がり率ランンキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。今回の総選挙。与野党とも勝てないと述べた。「成功体験」によるもので、既得権を守るためだ。選挙管理内閣1ヵ月。日本人が買い始めると本物に近い。米国仕込みと考えられる。(了凡)