証券ビュー

アンコール伊勢町

世界は元に戻れない 来年明るく元気に石橋叩いて渡れ (2024.10.09)

 4日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。気迷いに包まれた。7日ダウ398ドル安(一時521ドル安)に8日休場明け上海総合3489(+4.59%)、香港ハンセン20,926(-9.41%)消化難。中東情勢悪化や米大型ハリケーン接近など手掛かり難。さらに、前週末米雇用統計を好感し円安一服で立つ瀬がない。プライムの出来高17億9300万株、売買代金3兆9400億円。値下がり1386(値上がり241)。引け後、先物が買い戻しに反発している。7日米10年債が一時4.3%まで上昇し、8日0.93%をつけた10年債と連動。売り方を殺さないと前に進めない。8日入手した情報によると、前週末中国財務省傘下の元ディレクターが最近中国政府の大規模な金融緩和策を必要な措置と評価。財政も続く必要があり、インフラや公共事業など投資を拡大するため、最大10兆元の長期国債を発行すべきと述べた。この程度の国債発行が理屈に合わないわけでない。2008年まで振り返ると、当時金融危機の影響を最小限に食い止めるため、4兆元(5700億ドル)の財政出動に踏み切った。以降大きく成長し、10兆元の発行が可能になるという。某アナリストは10兆元の財政刺激策を2年実行した場合、大きな経済効果があり成長率を1%押し上げるというが、今のところ憶測の域を出ていない。政府か何を打ち出すにしても、住宅市場の供給過剰問題に対処する必要があるとにべもない。ブルームバーグによると、中国本土で売買が再開される前から懐疑的な見方が強まりつつあった。多くのストラジストやファンドマネジャーが最近の持ち直しに懐疑的で、当局が実際の資金で裏づけるのを待っている。多くの銘柄が割高な水準に達し懸念する向きもある。一方、中東情勢も深刻でガザ戦闘が始まり1年。世界は元に戻れないほど変わった。イスラエルが民族浄化を目指す人種差別国家で、ネタニヤフ氏はドイツのヒトラー(1889~1945)と変わらない。ロシアがイランを支援しており、米国・イスラエルと事実上交戦状態。イランは革命により欧米の植民地から自力で独立した。日本が動き出すのは28日総選挙明けから。算命学によると、来年明るく元気に石橋を叩いて渡れという。
 日経平均先物によると、8日大証ミニ3万9280円(+0.82%)に対しラージ9290円、シカゴ9285円。現物より347円高い。ダウ先物4万2314ドル(+0.16%)。同360ドル高い。VIX恐怖指数21.96(+3.00%)、WTI原油先物75.47(-2.16%)。金先物2669(+0.13%)、ビットコイン円9,276,387(+0.51%)。
 8日の日経平均395円安。大引け3万8937円。TOPIX2699(-40)。10年債0.920%(±0)。米10年債4.026%(-0.002)。インドNifty25,013(+0.88%)、ロシアRTS913(-0.26%)。グロース640.92(-1.40%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。米国で製造業の多くが操業停滞。職を求める人が増える一方。ロボットの仕事も少ないという。EVの低迷が主因のようだ。(了凡)