証券ビュー

アンコール伊勢町

事なきを得て先物確り ついて回るファンドの運用失敗 (2024.09.20)

 続伸。日経平均小陽線の引け。事なきを得た。日本時間19日午前3時米0.5%利下げを受け、ダウ103ドル安(一時375ドル高)の顚末。材料出尽くしに拘らず、年内残り2回のFOMCで0.5%下げる見通し。日銀が追加利上げに慎重で143円台の円安に振れ、輸出関連のほか指数採用銘柄も高い。プライムの出来高17億2500万株、売買代金4兆0500億円。値下がり257(値上がり1340)。引け後、先物が確り。4年半ぶり米0.5%利下げのつかえがおりた。19日入手した情報によると、FRBの利下げを受け南ア、インド、韓国、タイなど年内利下げの見込み。13日ロシアが18%から19%に利上げ。18日ブラジルも10.75%に0.25%利上げ。財政とインフレ悪化が伝えられ、FRBと同様失業率の上昇回避が主因という。日本は30年デフレをしのぎ労働需給改善。人手不足の上、設備投資回復で好循環が始まった。日本政策投資銀行によると、2024年度の設備投資3年連続2割増の計画。高度成長(1955~73年)以来の強さという。このため、以前述べた嶋中雄二氏(68)のゴールデン・サイクルを思い出した。短・中・長期と超長期を視野に「第3の超景気」といわれる2025年。2011年を底に17~18年スタート。21~22年調整が一巡し24~25年本格化。日米ともにゴールデン・サイクルも考えられる。景気一筋40年だけに巡り合わせだ。18日、■■■■(****)がUSスチール買収計画を再申請したことがわかり半ば納得。9月2日から11月20日にかけて転換点の核心に迫るものだ。何も彼も新体制に移行し、モノ・カネから公益優先の時代。そうでないと、あらゆる危機が先送りされ気象変動にも耐えられない。ジャック・アタリ氏(80)が人類は今後地政学や科学技術、イデオロギー、政治など変化に注意深く対処しないと危機を回避することができない。時間が十分あったのに、主要国が選挙に追われ負担を先送り。危機の議論が足りない分ツケがたまった。待ったなしの場面がやってくる。
 日経平均先物によると、19日大証ミニ3万7430円(+1.48%)に対しラージ同、シカゴ7390円。現物より235円高い。ダウ先物4万2398ドル(+1.17%)。同895ドル高い。VIX恐怖指数16.64(-8.72%)、WTI原油先物70.59(+1.02%)。金先物2613(+0.58%)、ビットコイン円8,962,021(+1.46%)。
 19日の日経平均775円高。大引け3万7155円。TOPIX2616(+51)。10年債0.850%(+0.030)。米10年債3.716%(+0.005)。上海総合2763(+0.69%)、香港ハンセンン18,013(+2.00%)、インドNifty25,415(+0.15%)、ロシアRTS945(-1.07%)。グロース662.06(+3.42%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。上がっても下がってもファンドの運用失敗がついて回る。(了凡)