失敗体験から学ぶ場面 10日ロイターの忠告に異論なし (2024.09.11)
6日連続安。日経平均小陰線の引け。前に進まない。9日ダウ484ドル高(一時655ドル高)を受け、前場持ち高調整売り後場一進一退。日本時間11日午前米大統領選TV討論、同夜米CPI(8月)とPPI(同)、13日メジャーSQ。さらに、17~18日FOMCで0.5%利下げの有無など喧々諤々。往生際が悪い。経済関連統計の限界を物語るもので、NY在住の若林氏が「いろいろイベントをこなしながら急落する時間帯に入った」という。プライムの出来高17億1300万株、売買代金3兆7800億円。値下がり787(値上がり802)。引け後、先物も小動きだ。10日ロイターによると、日鉄(5401)の信用力に新たなリスク、米社買収の不透明感強まり=S&Pなるリポートを公表。強行しても買収後の統合リスクが当初より大きく財務負荷も非常に重い旨再考を促している。米9月利下げ日本利上げの転換点。米欧に対し中ロの持ち出しも予想以上。ネオコンがコロナの失敗をウクライナ・中東戦争に転嫁し決着つかず。消耗戦の限界に追い込まれた。唯一、例外が日本。バブル崩壊30年を乗り切り需給ギャップ解消。次世代の設備投資をきっかけに賃上げ、利上げに踏み切った。このため、円キャリー一服。円安警戒が後退し、今後10年日本の金利上昇で世界の資金、情報、人材など国内回帰の見込み。おのずと、日経平均も3倍程度視野に入った。しかし、日本経済が1990年代半導体を制しピークアウト。戦後半世紀余りで世界一となり目標を見失った。2020~21年3月期連続赤字の日鉄が病み上がりでUSスチールを取り込むのも至難。次期尚早とみられ、ロイターの忠告に異論ない。遅かれ早かれ、米景気後退の際再びチャンスがやってくる。若林氏によると、8月30日ダウ4万1585ドルをつけ、7月18日の4万1376ドルを抜いて大天井が完成した。これも異論なし。あるとすれば、米国自体の反動安。リーマン(2008年)、ドットコム(1999~2000年)、暗黒の木曜日(1929年)に匹敵するもの。2日から10月12日(冥王星逆行)、その後11月20日(同順行)にかけて転換点大詰め。米大統領戦後も結果が判明しないと悩ましい。
日経平均先物によると、10日大証ミニ3万6210円(+0.17%)に対しラージ同、シカゴ6170円。現物より11円高い。ダウ先物4万0852ドル(-0.07%)。同22ドル高い。VIX恐怖指数19.72(+1.39%)、WTI原油先物67.95(-1.11%)。金先物2533(+0.05%)、ビットコイン円8,201,876(+0.15%)。
10日の日経平均56円安。大引け3万6159円。TOPIX2576(-3)。10年債0.890%変わらず。米10年債3.718%(+0.016)。上海総合2744(+0.28%)、香港ハンセン17,234(+0.22%)、インドNifty25,041(+0.42%)、ロシアRTS942(+2.40%)。グロース650.82(+0.87%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。過去の失敗体験から学ぶ場面だ。(了凡)