注目される次の段階 台風10号とエヌビデアが鉢合わせ (2024.08.29)
小幅続伸。日経平均小陽線の引け。すくんで見えた。27日ダウ10ドル高、夜間取引で70円安の3万8230円を受けた地合い。腰が引けてさまにならない。後場持ち高解消売りが一巡し、日本の年金買いも伝えられ小戻した。九州に上陸し列島縦断をうかがう台風10号と日本時間29日未明エヌビデアの決算発表が鉢合わせ。売りも買いも儘ならず大半見送られた。プライムの出来高13億7200万株、売買代金3兆2600億円と今年下から3番目。値下がり989(値上がり600)。引け後、先物が動意含みだ。台風10号が異常気象やエルニーニョのほか偏西風にも相手にされず立ち往生。エヌビデアも行き過ぎたデータセンター向けの反動。米雇用統計年次改定に伴う経済情報の公平なアクセスに疑念が生まれ、前日「市場のもろさを警戒したヘッジ推奨」を紹介した。折から、米大統領選終盤入り。米9月利下げ一点張りの背後で国際金融資本がFRBを手玉にメディアを動員して全米支配を死守。ウクライナ、中東情勢に備える旨の情報もある。そもそも、資本主義が産業革命(18世紀後半~19世紀前半)によってもたらされ、共産主義をつくり出した経緯が矛盾の始まり。成功した資本家が富を独占するため植民地政策により金融を支配してきた。それが1972年ニクソン訪中から50年で様変わり。中国台頭により西側諸国が産業革命から200年稼いだ富の大半失った。そこで、M7(アップル・アマゾン・マイクロソフト・アルファベット・メタ・エヌビデア・テスラ)を立て巻き返し。AIで第2の産業革命をリード。これまで散財した世界の富を取り返すつもり。AIが浸透すると失業率が上昇し、目指す大学を卒業しても就職が困難になっている。つまり、米雇用統計をはじめ一連の経済関連統計を改ざんしてもわからない仕組み。それが9月6日(8月の米雇用統計発表)と同17~18日FOMCによって次の段階。要するに、9月2日から10月12日まで冥王星逆行。前に進まないという。この間、ライオンズゲートを出てきた連中にきくほかない。ペンタクル一色。お金が好きな仲間たち。米大統領選を動かしている裏方が活躍する。
日経平均先物によると、28日大証ミニ3万8320円(-0.14%)に対しラージ同、シカゴ8345円。現物より27円安い。ダウ先物4万1363ドル(+0.02%)。VIX恐怖指数15.76(+2.14%)、WTI原油先物74.20(-1.76%)。金先物2538(-0.57%)、ビットコイン円8,694,163(+1.04%)。
28日の日経平均83円高。大引け3万8371円。TOPIX2692(+11)。10年債0.890%(+0.015)。米10年債3.807%(-0.016)。上海総合2837(-0.40%)、香港ハンセン17,692(-1.02%)、インドNifty25,052(+0.14%)、ロシアRTS940(-0.89%)。グロース664.64(-2.30%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。むしろ、次の段階が注目される。(了凡)