呪縛解け出す(上) 4月25日 紫玉庵 (2012.04.24)
国際政治根底から変わる
園遊会に台湾代表初参加
3月20日春分、
「国生みの地」淡路島の「桃宮」で、
巫女たちが、祈りの儀式を挙げました。
3月22日に参議院公聴会で、
元スイス大使の村田氏が、
福島第一4号機の
人類史的危険性を証言。
国際政治を根底から変えています。
原発マフィアの思惑が
根底から覆される切っ掛けとなりました。
4月19日赤坂での園遊会に、
初めて台湾駐日代表部が招かれています。
そこで天皇陛下が、一年前の震災での義捐金に対し、
「ありがとう」と感謝の意を述べられています。
1972年の日中国交回復後に、
日本は台湾(中華民国)とは、
正式に交流しないという立場だったのです。
その前々日4月18日には、
石原都知事がワシントンで、
「尖閣諸島の購入」を表明したばかり。
尖閣問題は、キッシンジャーが
仕掛けた「中国増長」黙認の
日中離間策そのものでした。
いずれも、大戦後の日本を
アメリカが支配する大きな呪縛だった。
宮内庁が台湾代表を招いたことは、
単に、恩義に対し、
儀礼として謝意を示したものではないはずです。
思い出すのは、2001年12月の
あの「ゆかり発言」があったときです。
今回の「台湾ありがとう」は、
戦後のアメリカが作り出した「呪縛」を
解くものになっていると私は考えます。
4月22日、 東京では
TC(日米欧三極委員会)が続いていました。
この会議の前には、
世界経済において重要な会議がありました。
20日にワシントンで開催された
20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)で、
欧州債務問題の安全網拡充を念頭に置いた
国際通貨基金(IMF)の資金増強が求められ、
修整目標額の4000億ドル(当初5000億ドル)を超えて
4300億ドルを集めました。
20日にFRBが破綻するという人もいましたが、
ひとまず、IMF、世界経済は延命です。
早速、日本の財政の健全化が求められました。
デフレが進む日本国内の経済復興よりも、
日本の官僚も含め、
世界全体の経済システム維持が先、
ということなのでしょうが、 さて、安心できるか。
これからが、
「メス」の本番になっていくと考えられます。