証券ビュー

アンコール伊勢町

需給が新たな手掛かり 米利下げに転換しマネー転機 (2024.07.16)

 前週末4日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。転換点を迎える。12日ダウ247ドル高(11日327ドル高)、SQ値4万1531円によるもの。引け後、先物が夜間取引で20円高の4万1190円をつけている。11日米CPI、12日同PPIなど踏まえ9月に米利下げを肩入れする報道が多い。達成感、過熱感のほか警戒感もうかがえ、膠着状態の中で思惑と買い戻しに包まれた。大袈裟にいえば、米国が利下げに転換し世界のマネー転機。いてもたっても居られない。コロナをはじめウクライナや中東戦争など緩和マネーで溢れ返った国やファンド、資産家など動揺。3連休明け、米ドル、ハイテク離れが予想される。昨年来、エヌビデアやM7などAIバブルが定着し池の中の鯨になった。後半、世界中将棋倒し。ガラガラポンの時代。15~18日米共和党大会、8月19~22日同民主党大会、11月5日米大統領選にかけて混乱に拍車がかかる見通し。ウクライナ戦争後、ロシアも居場所がない。西側は敵視するし新興国も将来に不安。石油で経済を回し公安機関で社会を抑え、ロシア正教や古い共同体価値観で正当化。若い世代は夢と誇りを持てないという。にも拘らず、「繁栄」している。2022年制裁を受け2.5%縮小したが、23年3.6%成長。軍需支出急増と労働力不足に伴う賃上げが主因。国防費を開戦前の倍にして兵器増産。戦闘1日5万発に対し砲弾も北朝鮮から推定300万発調達がせいぜい。大砲製造に高品質な鋼鉄が必要で成型するのに精密など工作機械も同様。ウクライナ戦争で経済力・技術力の不足を嫌というほど味わった。戦後、北朝鮮を支える力がない。経済が過熱するとインフレ激化。エリツィン氏(1931~2007)からプーチン氏に権力禅譲を招いた1998年8月のデフォルト宣言当時に匹敵する事態。歴史は一回りして何もなかった時に戻るという。米中や欧州が行き詰まり、ロシアと北朝鮮も互いに「これしかない」提携相手といわれる。日本も都知事選を境にガラガラポンに入るが、■■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など確り。12日の日経平均も、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)3銘柄で541円下がったのに過ぎない。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ4万1190円(+0.05%)に対しラージ同、シカゴ4120円。現物より9円高い。ダウ先物4万0325ドル(+0.59%)。同324ドル高い。VIX恐怖指数12.46(-3.56%)、WTI原油先物82.18(-0.53%)。金先物2416(-0.24%)。ビットコイン円9,277,573(+1.24%)。
 12日の日経平均1033円安。大引け4万1190円。TOPIX2894(-34)。プライムの出来高18億3200万株、売買代金5兆2300億円。値上がり1020(値下がり573)。10年債1.045%(-0.035)。米10年債4.184%(-0.028)。上海総合2971(+0.03%)、香港ハンセン18,293(+2.59%)、インドNifty24,502(+0.77%)。ロシアRTS1067(-0.36%)。グロース677.13(+3.24%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。小さく生きるのが大きな幸せ。7月の満月(21日)にかけて新たな手掛かり。需給が前途を左右する。17日取材のため、18日付本欄休載の予定です。(了凡)