どこから見ても上放れ 始終富士を眺めているような相場 (2024.05.14)
週明け反落。日経平均小陰線の引け。上値が重い。10日ダウ8連騰を受けたもので、前場日銀の実施した国債買いオペが主因。長期債購入を減らし10年債が半年ぶり0.940%をつけ金利上昇嫌気。前週末夜間取引で日経平均先物30円安の3万8210円中心にもち合った。事実、30年債利回り2.03%に上昇。13年ぶり金利がつく状態となり入札警戒を打診するもので敏感な場味。14日FRB議長の特別イベント講演、15日米PPI・CPI同時発表、22日エヌビデアの決算まで息が抜けない。プライムの出来高19億7400万株、売買代金4兆6000億円。値上がり808(値下がり807)とまちまち。引け後、先物が小甘い。コロナに飽き足らず、ウクライナと中東で軍需景気をもたらしたネオコンの消耗戦に限界がきた。ホロスコープによると、5~11月冥王星の逆・順行に相当し、新たな再生に向けて調整が必要。今年1月から10月にかけて1929年大恐慌の配列に一致するといわれ、疑似体験を通じて「新型」の大恐慌と向き合っている。日本の明治維新(1867~68)、米国の南北戦争(1861~65)と同次元。180年に一度下剋上を受け入れ、体制派と反体制派が激突する場面。鉄砲伝来(1543)で日本が片時世界一の軍事国家になり、関ケ原の戦い(1660)が終るや悉く捨てて270年の「平和」をつくった家康の前例が興味深い。■■■(****)のルーツにつながるもので生かさず殺さず。日本史に学ぶ軍縮として「鉄砲を捨てた日本人」(ノエル・ペリン 川勝平太訳=中公文庫1991)に詳しい。今、世界を見渡して日本が当確とみられるためだ。24~25年洗いざらい乗り切り、26~27年平和の突破口になればよし。軍需に偏り過ぎて経済が左前なった国に限り取り残される。米国の場合、1400兆円にのぼる軍事予算が法外。やがて世界が平和になると、自衛を除き兵器や軍事同盟も必要ない。黒田バズーカによるマイナス金利で米国に高跳びした1500兆円が日本に一部里帰り。日経平均が最高値を更新した4月をはじめ5~11月も待機中。日本にとってドルや金先物、ビットコインなど無用。7月から渋沢栄一が1万円札に登場。唯一の被爆国が平和をリードする見通し。米中が新冷戦で共倒れ。ロシア3日天下。唯一日本が残る図式に変わりない。ダウが大恐慌を抜け出すのに25年、日経平均が34年かけて最高値を更新した経緯も解明される。半値戻しが2018年なら全値戻し24年。倍返し6万8000円も視野に入った。
日経平均先物によると、13日大証ミニ3万8105円(-0.04%)に対しラージ8110円、シカゴ8105円。現物より99円安い。ダウ先物3万9700ドル(+0.15%)。同192ドル高い。VIX恐怖指数13.37(+6.53%)、WTI原油先物78.92(+0.84%)。金先物2351(-1.01%)、ビットコイン円9,779,999(+1.93%)。
13日の日経平均49円安。大引け3万8179円。TOPIX2724(-4)。10年債0.940%(+0.035)。米10年債4.482%(-0.019)。上海総合3148(-0.21%)、香港ハンセン19,115(+0.80%)、インドNifty22,104(+0.22%)、ロシアRTS1188(+0.91%)。グロース650.60(+0.06%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。どこから見ても上放れ。始終富士を眺めているような相場。しかし、人災に天災もある。油断するとやられる。(了凡)