日本なしに回らない これから半年彼我ともに消耗戦 (2024.05.10)
続落。日経平均小陰線の引け。後場一段安だ。8日ダウ6連騰を受けハイテクに割高感。10年債上昇や日銀の利上げ懸念もあり戻り一巡。引け後、先物が小甘い。■■■■■■■■■■■■(****)の柳井氏が同社株を売却。英半導体設計のアームが時間外取引で急落し、■■■■■■■(****)も急落する顚末。調整入りに異論ない。米債券市場で「逆イールド」1年10ヵ月。第2次大戦後最長という。インフレ圧力が強く高金利が続いている。景気後退と株安の先行指標といわれ、4月8日述べたように「This time is different」(今回は違う)が市場に定着。M7のほかエヌビデアが峠を越すやゴールドやビットコイン、米国のハイ・イールド債券、住宅価格も高い。ドルの信用失墜と超インフレが世界中で同時進行している。NYの若林氏によると、第2次ITバブル現象。前回インターネットから今回AI。3月5日、米雇用統計に関係なく崩壊寸前だった。44年上げた相場がこれから3年9ヵ月暴落。FRBの責任でなく黄金分割によるもの。ホロスコープによると、5~11月冥王星の逆行・順行に相当し新たな再生に向けて調整が必要と述べた。9月2日山羊座に戻り、10月12日逆行が終了し順行開始。11月20日再び水瓶座に移る軌道。暗黒の木曜日(1929年10月24日)にも触れた。今回、1月から10月まで当時の配列が一致するといわれ、一部を除き待機。昔ながらのバリュー投資が通用しない。引き締めが続くとリスクも大きい。ひところネオコンがコロナに続きウクライナと中東戦争で緩和マネーをリードした挙句手詰まり。8日、英製薬大手アストラゼネカがワクチン撤退を表明した。モデルナも同様に作戦失敗。ウクライナと中東を巡りいわくつきの軍需景気をもたらした消耗戦に限界がきた。9日入手した情報によると、ロシアがウクライナ全土にミサイル攻撃。これに対しウクライナは連日100機のドローンで応戦。にも拘らず、夏の終わりに壊滅する見通し。パリ五輪(7月26日~8月11日)の開催が危ぶまれる。彼我ともに消耗戦。国や地方、業界挙げてどこが残るか焦点になった。EUが資金難の末、ウクライナ支援を理由にロシアの凍結資産活用に同意といわれ落胆した。アルゼンチンも身の程知らず。8日最高額面1万ペソの紙幣を発行。200%インフレに呼応するもので日本の1700円に過ぎない。3月の消費者物価288%上昇。23年12月から200%超インフレが続き一年で物価6倍という。日本が30年デフレで先行し、米国債引き受けの最右翼。これから半年、日本なしに回らない。
日経平均先物によると、9日大証ミニ3万8130円(+0.24%)に対しラージ同、シカゴ8115円。現物より41円高い。ダウ先物3万9138ドル(-0.15%)。同82ドル高い。VIX恐怖指数13.15(+1.15%)、WTI原油先物79.56(+0.72%)。金先物2334(+0.54%)、ビットコイン円9,578,660(+0.55%)。
9日の日経平均128円安。大引け3万8073円。TOPIX2713(+7)。プライムの出来高17億0100万株、売買代金4兆5000億円。値上がり1081(値下がり519)。10年債0.905%(+0.030)。米10年債4.506%(+0.009)。上海総合3154(+0.83%)、香港ハンセン18,537(+1.22%)、インドNifty21,957(-1.55%)、ロシアRTS1178(-0.67%)。グロース652.97(-0.29%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。日本なしに回らない。(了凡)