5日雇用統計の手の内 ソフトランディングを拝み倒す (2024.04.05)
反発。日経平均小陰線の引け。後場伸び悩んだ。3日ダウ43ドル安のほか、米長期金利上昇が一服しハイテクの買い戻しによるもの。日米似たような足取りでFRB議長が「利下げ急がず」とあって腫れ物にさわる地合い。インフレ再燃を警戒している模様で、現実になると1929年大恐慌の二の舞。利下げの時期や回数を巡る時間稼ぎに明け暮れている。ブルームバーグの解説がもっともらしい。関係者の多くが米国景気後退を避けられないと思っていた。しかし、市場がタイトな労働市場や個人消費、米政府の製造業支援など利下げ期待を見直している。ドル相場は24年に入り主要通貨に対し上昇。円が対ドル34年ぶり安値をつけ、日本の牽制発言が続く一方、トルコが自国通貨を押し上げるため予想外の利上げで驚かされた。4日入手した情報によると、米国の雇用統計で就業者が増加する中、失業率が上昇するなど辻褄が合わない。移民の急増が影響しているという。企業・政府機関を対象とする事業者調査、循環的な6万の家計調査によるもので、最近双方の違いが極端になっている。23年の移民が大きく上回ったとすれば、失業率の上昇は外国生まれの労働者が主因。要するに、国勢調査局の移民が少な過ぎる一方、議会予算局の推計が多過ぎる。事業所調査も伸びを誇張している。どんなに調べても問題が残るわけだ。5日発表される雇用統計を前に手の内がもれて出た。3日シリコンバレーのニュースも面白い。アマゾンがクラウドの人員を世界で数百人削減を表明。無人決済や営業を対象に事業合理化の一環という。池の中のクジラといわれ、自ら贅肉を落とし延命するさまが伝えられた。同日、米ISM(サプライマネジメント協会)が発表した3月のサービス業景況感指数51.4。15ヵ月連続50を超え好調。インフレ鎮静化の前兆という。メデイァも渦中に置かれた。ソフトランディングを拝み倒すもので3~4月前兆。北米で「素数ゼミ」が鳴き始めるころ破戒と再生。5~11月本格化する見通し。日本時間9日北米で皆既日食、10日に日米首脳会談とあって受け身の構え。株や債券、国際商品何でもござれ。どれもこれもヘッジがかかり抵当権つきになった。30年デフレからインフレの潮目を迎えた日本のポジションが注目される。3月第4週(25~29日)、外資が半年ぶり先物と現物計1兆1777億円売り越しとあって好押し目。為替が152円台に入るとデスマッチも考えられる。12日、USスチール臨時株主総会。■■■■(****)を立て中央突破。次の時代の新しいうねりだ。
日経平均先物によると、4日大証ミニ3万9920円(+0.25%)に対しラージ同、シカゴ9890円。現物より117円高い。ダウ先物3万9584ドル(+0.26%)。同457ドル高い。VIX恐怖指数14.09(-1.67%)、WTI原油先物85.11(-0.37%)。金先物2304(-0.45%)、ビットコイン円10,136,465(+0.90%)。
4日の日経平均321円高。大引け3万9773円。TOPIX2732(+25)。プライムの出来高19億8400万株、売買代金4兆7900億円。値上がり1010(値下がり575)。10年債0.770%(+0.005)。米10年債4.371%(+0.025)。上海総合と香港ハンセン休場。インドNifty22,514(+0.36%)。ロシアRTS1162(+0.46%)。グロース696.22(-0.58%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。5日、雇用統計の手の内が問題だ。(了凡)