天のいう通り 名古屋電機 1月16日 (2024.01.15)
見違えるほど垢抜け
明らかに割安で大幅な水準訂正
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名古屋電機工業(6797)は踊り場。中長期ビジネスチャンス。一段とスケール拡大が見込まれる。2021年3月期の連結最高益を初動に収益高水準。コロナ禍、ウクライナ・中東戦争にも動じない。23年末、30年デフレ一巡の声が掛かるや、年明け能登地震。全国レベルで老朽化したインフラの保守・メンテナンスが伝えられる。22年10月、検査装置事業をテクノホライゾンに譲渡。関連費用2億7300万円を特損に計上し懸案一掃。事業をルーツの道路情報(電光掲示板)に集約した。改めて情報収集、分析、表示システムなど「業界初」の挑戦。名神(1963)・東名(1968)開業から半世紀有余。国交省が22年度概算要求で新技術や新サービス導入に言及。前回述べたDXやカーボンニュートラル、ロボット、自動運転実用化。さらに、トラック不足、物流増に備えAIによる渋滞予測、ドローン、車両搭載カメラ支援など課題山積。逐一こなし情報板メーカーから道路交通安全を守る総合設備企業に脱皮。数年後生まれ変わる見通し。名神と東名が「還暦」を数える23~28年にかけて2度目のビジネスチャンスに相当する。新たなモビリティー形態に対応するインフラ整備に入った。このため、昨年4月から事業戦略室が注目を浴びている。ィンフラ大規模改修の現場ニーズを取り込んだ「省力化・安全化ソリューション」。気候変動による自然災害に対しIoTセンサーを活用した情報システムの開発など「防災・減災ソリューション」。機器再利用や環境負荷を低減するなど持続可能なインフラ整備を推進する「DX・GXソリューション」。これら3つのテーマを実現し、自動運転社会に対応した問題解決を図る上で他社と連携、オープンイノベーションに取り組む決意だ。2021年3月期の連結営業利益率20.7%。同業の日本信号(6741)6.2%、大同信号(6743)8.1%、星和電機(6748)3.8%に対し一線を画した存在。その後も確りだ。直近の時価総額106億円(連結純資産186億円)、配当利回り4.22%、PER5.87倍、PBR0.52倍。予想EPS282円。明らかに割安で大幅な水準訂正が予想される。
2024年3月期(連結)は、売上高195億3000万円(8.4%増)、営業利益27億4000万円(9.7%増)、経常利益27億6000万円(13.2%増)、純利益16億5000万円(3.3%増)と従来通り。配当期末70円を据え置く予定。設備投資3億円(前期38億7900万円)の計画。見違えるほど垢抜けした。算命学によると、天も同社に肩入れしている。24~25年飛べない龍。地上に降りた天使。見捨てたわけでなく、これから2年磨きをかけてひと回り大きな龍になれ。服部社長(47)も地についたもので、24~25年呼吸を整え出番に備える場面。むしろ、不意の落ち込みに注意。人生最大のチャンスがやってくる。天のいう通りになりそうだ。※3月6日に発表されたお知らせにご注目ください。