でんと構えるやよし 経済の重心が情報からモノに移る (2024.01.16)
週明け続伸。日経平均中陽線の引け。6連騰だ。台湾総統選を受け米休日明けを探る場面。米年金日本株買いの噂からTOPIXバリュー指数が昨年9月の最高値(2816.86)を更新した。
新NISAをきっかけに個人の買いも伝えられ、プライムの出来高15億5900万株、売買代金4兆0100億円。値上がり1299(値下がり321)と確り。バリュー指数上昇の一角で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)が商いを伴って日経平均をリードしている。昨年3月米銀破綻、10月に中国不動産バブル崩壊もあり米中から資金流出。世界各地を彷徨し東回りで日本にたどり着いた印象。2008年リーマンショック以来という。線の太い資金が中心で、今年米利下げを見越したもの。年明け能登地震と羽田事故から金利正常化が後退し、22~23日の日銀政策決定会合も懸案持ち越し。4月正常化に向けて調整が進む見込みだ。15日入手した情報によると、米国景気後退の可能性低下。ウォール・ストリート・ジャーナルが1月5~9日71人のエコノミストを調査したもので、1年以内の確率39%(昨年10月48%)。今後の成長率1%という。昨年の推定2.6%を大幅に下回り通常長期成長率の半分。成長が停止する状態に近い。このため、昨年10月末から急騰に次ぐ急騰のダウに限界がやってくる。市岡氏によると、1989年の日経平均と酷似。当時、金利高止まりにあって投機筋が品薄株を買い上げ急騰した。現在のM7(アップル・マイクロソフト・エムビディアなど)に相当する。昨年12月、上海で30年ぶりの暑さ。1週間後、40年ぶりの寒さになった。今年も振幅が大きいという。確かに、日本も影響を受ける。しかし、対外純資産32年連続世界一。個人金融資産2000兆円超。万一、金融危機に巻き込まれても外国から借金がない債権国。しばしばバブル崩壊で米国に高飛びした1500兆円が里帰りする旨述べた。でんと構えるやよし。JBプレスに出た山崎養世氏(65)が奮っている。古代中国から伝わった「神器」である鏡。ポルトガルが伝えた鉄砲。戦後の自動車。日本はいずれも世界一になり歴史的なモノづくり大国だ。銀行預金と年金・保険双方の国民資金がイノベーション企業を育て、上場してNISAの対象にし、世界企業に成長すれば経済と国民、国も豊かになる。未公開がほとんどのイノベーション企業に投資するのがベンチャーキャピタル。米国で年間50兆円、中国で20兆円規模。これに対し、日本僅か同4500億円。米国の100分1で勝てるわけがない。個人金融資産の1%投資すれば様変わり。経済が飛躍的に伸び国民の所得も増えるばかりだ。24、25年仕込みの時を迎えた。
日経平均先物によると、15日大証ミニ3万5965円(-0.10%)に対しラージ5960円、シカゴ5980円。現物よ78円高い。ダウ先物3万7764ドル(-0.07%)。同171ドル高い。VIX恐怖指数13.32(+4.88%)、WTI原油先物72.05(-1.02%)。金先物2057(+0.29%)、ビットコイン円6,230,376(+2.78%)。
15日の日経平均324円高。大引け3万5901円。TOPIX2524(+30)。10年債0.555%(-0.030)。米10年債3.957%(-0.020)。上海総合2886(+0.15%)、香港ハンセン16,216(-0.17%)、インドNifty22,097(+0.93%)、ロシアRTS1145(+0.87%)。グロース710.13(+0.19%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。やがてモノ不足に直面。経済の重心が情報からモノに移る見通しだ。(了凡)