証券ビュー

アンコール伊勢町

禍転じて福となす場面 逆回転すると本物かどうかわかる (2024.01.12)

 窓を空けて続伸。日経平均大陽線の引け。全面高だ。10日米主要3指数上昇を受けたもので、引け後先物も確り。11日米CPIをはじめ12日同PPI・SQ、13日台湾総統選、さらに14日ホロスコープの変化日。需給好転が主因とみられる。1日能登地震が破壊で始まり再生の巻き戻し急ピッチ。プライムの出来高18億4900万株、売買代金4兆7900億円。値上がり1064(値下がり548)。尻上がりだ。年明け短期投機筋が日本株を打診買い。来週NYから二の矢も伝えられ後場高値圏でもち合い。政府対応が激甚指定から早期復旧後押し。利上げ後退で円安に振れ復興支援を材料に主力が商いを伴って続伸。武者震いした。10日、SEC(米証券取引委員会)がビットコインETF(現物)を承認したのも10年ぶり。破戒と再生によるもので、同日アマゾンが動画配信や製作を含め数百人削減を打ち出し転機。盛者必衰の理につながる。日本の場合、30年デフレが復活のエネルギー。製造業はじめ過剰な人員、設備、負債など需給ギャップ解消に漕ぎつけた。昨年3月米銀3行取りつけから流れが一変し、コロナ禍、ウクライナ・中東戦争をしのぎGDP世界3位を確保。戦後米ソ冷戦、ポスト冷戦に続く米中新冷戦にも対応するきっかけをつかんだ。2023年12月、■■■■(****)が2兆円超で米USスチール買収を発表したのが嚆矢。GHQの財閥解体をとくばかりか、日米挙げて製造業復活をリードするもの。EVのモーターに使う電磁鋼板や水素製鉄、電炉切り替えなど巨額の投資を提案。あらゆる産業の基本が鉄である旨身をもって示した。■■■■■(****)や■■■■(****)も30年かけてアップデート。次世代に様変わりだ。■■■■(****)が熊本と千歳の半導体新工場を設計施工する一方、■■■■■■(****)も豪州の土地を一部買い取りリチウム精錬に取り組む見通し。禍転じて福となす場面。13日の台湾総統選。医師で元首相の頼氏(64)が本命とみられ、結果次第で中国の介入が予想されるものの、2013年の東日本大震災に当時桁外れの200億円以上の義捐金を一般国民の名で日本に届けたのが李登輝(1923~2020)。台湾の民主化に奔走し、旧京都帝大時代を含め「22歳まで日本人だった」という。人口2300万人、九州と並ぶ国土で民度も高い。熊本のTSMCが日本にとって不可欠なプロジェクトになっている。
 日経平均先物によると、11日大証ミニ3万5320円(+0.18%)に対しラージ同、シカゴ5305円。現物より225円高い。ダウ先物3万7927ドル(-0.02%)。同231ドル高い。VIX恐怖指数12.87(+1.42%)、WTI原油先物72.78(+1.98%)。金先物2038(+0.54%)、ビットコイン円6,859,178(+0.89%)。
 11日の日経平均608円高。大引け3万5049円。TOPIX2482(+38)。10年債0.585%(-0.030)。米10年債3.986%(-0.059)。上海総合2886(+0.31%)、香港ハンセン16,302(+1.27%)、インドNifty21,647(+0.13%)。ロシアRTS1125(+0.89%)。グロース706.19(-0.21%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。嵩上げが始まった。AIや生成AIに伴うハイテク人気が2000年当時と肩を並べ市場をリード。逆回転すると本物かどうかわかる。分水嶺が近づいてきた。(了凡)