これから10年奇跡以上 強気相場は悲観の中で生まれる (2023.11.30)
続落。日経平均小陽線の引け。もみ合いが続く。28日ダウ83ドル高(一時185ドル高)を受け小幅続落。引け後、先物も小動き。嵐の前の静けさだ。27日ロイターによると、世界最大の運用会社ブロックロックが先進国の株をニュートラルに引き下げ。同債券も利回り上昇に伴いポジション縮小。ニュートラルの見通し。債務残高が増加する中で国債需要も後退。中銀が量的引き締めの一環として満期を迎えた債券の再投資を見送り、投資家も大量の新発債消化に苦慮という。ブラックロックといえば、10月24日紹介したように首相官邸でもお馴染み。同6日国内外30社の機関投資家意見交換会でCEOが注目を浴びた。いわく、歴史は繰り返す。1980年代、日本は奇跡を起こした。今起きつつある奇跡が長く続くと力説。首相も資産運用立国を掲げ乗り気だ。大量生産と終身雇用のかみ合った成功体験が80年代の奇跡。バブル崩壊30年の調整で需給ギャップ解消を迎える。ITやAIで米国に圧倒され少子高齢化の危機。個人金融資産の半分現預金にとどまり、現状維持・設備投資先送りに明け暮れ、金利上昇場面に入った。成功体験の末、上場廃止を決めた■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)などに対し、ハイテク装備やカーボンニュートラルで固めた主力製造業の復活が見込まれ、若手世代でスタートアップも目立つという。1973年の変動相場制移行を契機に商社からメーカーになった■■■■■■■■(****)が一例。後日述べたテンプルトン(1912~2008)、下村治(1910~1989)然り。60年代の日本経済を喝破。バブル後の調整が一巡し、1ドル70円台の円高から150円台の円安に戻した。日米半導体摩擦に伴う「日本叩き」雲散霧消。世界が分断する中で重要な供給基地になった。現に国内で半導体の設備投資ラッシュ。嵐の前の静けさを前にニュートラルで収まるわけがない。強気相場は悲観の中で生まれる。11~12月なければ来年1~3月あく抜け。シートベルトが必要と述べた。前日触れた主力3銘柄に和製の生成AI開発2銘柄。南北シリコンバレー受注に成功したスーパーゼネコンをど真ん中に構えた。相場が下がればそれに越したことはない。これから10年奇跡以上。万一「第3次大戦」までいっても、日本が米中40年の繁栄に追いつき追い越す構え。11~12月か来年1~3月にわかる。来春、国賓訪米で首相が米議会演説すると次の幕が上がる。
日経平均先物によると、29日大証ミニ3万3440円(+0.51%)に対しラージ同、シカゴ3445円。現物より124円高い。ダウ先物3万5543ドル(+0.28%)。同133ドル高い。VIX恐怖指数12.66(-0.24%)、WTI原油先物77.82(+1.85%)。金先物2041(+0.08%)、ビットコイン円5,631,520(+1.18%)。
29日の日経平均87円安。大引け3万3321円。TOPIX2364(-12)。プライムの出来高13億6800万株、売買代金3兆5400億円。値上がり565(値下がり1049)。10年債0.675%(-0.075)。米10年債4.295%(-0.042)。上海総合3021(-0.56%)、香港ハンセン16,993(-2.08%)、インドNifty20,096(+1.04%)、ロシアRTS1133(+0.46%)。グロース720.97(+1.39%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。これから10年奇跡以上とみられる。