じっとしていられない 米金利3%で年500兆円利払い (2023.11.27)
前週末続伸。日経平均小陰線の引け。戻り高値を更新した。22日米国、23日欧州高も手掛かり。11月第3週(13~17日)現物と先物計1兆200億円買い越した外資が主役。プライムの出来高12億2100万株、売買代金3兆2500億円。引け後140円高の3万3740円をつけている。24日ダウ117ドル高(22日184ドル高)に呼応するもので、市場とメディアによる米ソフトランディング説が前提。一時ナスダックが年初来高値を更新した。アップルの時価総額約440兆円。確かに東証全銘柄約854兆円の過半。■■■■■■(****)の9.6倍で英国のGDP430兆円より大きい。正常かどうか不明だが、日本がバブル景気に沸いた1989年末611兆円。株のほか土地も値上がりし、東京23区の地価が当時米国を上回るといわれ、■■■■(****)がロックフェラーセンタービルを素高値で買った直後ジャパンバッシング。暴落に見舞われた。しかし、17世紀中頃オランダのチューリップバブルで球根の最高値が家一軒分。上には上がある。もうひとつ。明治15年(1882)、日銀設立と円の発祥も面白い。江戸時代約300年鎖国のあと、貿易のため国際通貨と交換を迫られた。世界共通の金を媒介に1ドル=金1グラム=1円と定め兌換券。日銀は金の価値を決めることができず国際相場。円の発行量で調整した。現在、金を媒介すると0.016グラム=1ドル=152円。ドルの金兌換が停止され52年になるが、金価格を仲介すると直近のドル円レートが140年前明治15年に一致するという。流石にびっくりした。現在、世界の金生産が鉱山年3600トン、都市鉱山1000トン計4600トンといわれ需要も一定。本来の通貨で理に叶うものだ。コロナ後、米国の金融負債122兆ドル(1京7000兆円)といわれ、金利3%で年500兆円の利払い。負債がGDPの5倍強になり対策がない。ないと受容するほかない。米国は、財政を賄うため米国債と米ドル買いを日本に要求。トランプ大統領当時「戦後70年の国防費が未払い」と安倍首相に言明している。米国債と米証券延べ1000兆円の50%を戦後の国防費に相当する旨主張。日本は国防を駐留米軍に委ねてきた経緯から断り切れず、防衛費を5年で倍の43兆円に決定。時代遅れのトマホーク購入を受け入れた。対抗手段がないためだ。米国は1人当たり年5000万円かかる軍事予算の追加支援に困り、ウクライナ停戦がロシアの勝利に終わる情報もある。2023年3月の米銀取りつけから金利上昇に伴う危機が24~25年といわれ、政治的に何でもござれの状態。ドル切り下げさえ考えられる。日本株のこけら落としが繰り上がりそうだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万3740円(+0.42%)に対しラージ同、シカゴ3745円。現物より119円高い。ダウ先物3万5433ドル(+0.33%)。同43ドル高い。VIX恐怖指数12.46(-3.04%)、WTI原油先物75.17(-2.50%)。金先物2003(+0.55%)、ビットコイン円5,651,226(+0.09%)。
24日の日経平均173円高。大引け3万3625円。TOPIX2390(+12)。値上がり1057(値下がり541)。10年債0.770%(+0.045)。米10年債4.468%(+0.058)。上海総合3040(-0.68%)、香港ハンセン17,559(-1.96%)、インドNifty19,794(-0.04%)、ロシアRTS1143(-0.51%)。グロース716.99(+0.55%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。じっとしていられない。(了凡)