出番に備えるところ 10~12月あく抜けに時間がかかる (2023.10.27)
3日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。足払いに等しい。25日米主要3指数反落を受けたもので、ナスダック5ヵ月ぶり安値。米10年債が4.9%台半ばまで上昇し、指標の新発10年債が0.885%に跳ね上がる連鎖反応。天敵の株高に八つ当たりだ。日本がG7の議長国でありながら唯一中東情勢に出遅れているためで、米大統領が25日会見の際中東の米軍拠点攻撃に対しイラン関与に反撃を警告した。日本はイランとつかず離れず。八幡和郎氏(72)が26日夕刊フジで述べたように、タイミングを図り仲介に入ると株が上がる。米共和党のジョンソン氏が3週間の空席を解消して下院議長に決まり、フォード労組が25%賃上げを暫定合意しスト終結に向かうのも他力によるもの。10~12月あく抜けに時間がかかる。30~31日に日銀政策決定会合、31日~11月1日FOMCが次の関門。17日「つなぎ予算」執行期限にかけて2番底。ないし2段下げと述べた。懸案解消に避けて通れない。引け後、先物を見るとガス抜き一巡。上海総合2988(+0.48%)、香港ハンセン17,044(-0.24%)が小動きのほか、WTI原油先物84.33(-1.24%)、金先物1996(+0.10%)まちまち。何も彼も取り込み中で長期化。つべこべいっても始まらない。ビットコイン円5,160,000(-0.36%)が台風の目になっている。直近半値戻し年明け半減期を意識した取引が本格化。2021~22年につけた高値を抜いてくる。関係分の■■■■■■(****)がダークホースだ。25日ブルームバーグによると、米財政赤字23年度倍増。景気拡大でも10年債5%の一因とシビア。歳入減少とインフレ加速が主因で社会保障制度やメディケア、利払いも拡大している。米経済が予想を上回る経過をたどった1年間に倍増し、予算を巡る与野党対立悪化の一途。23年度学生ローン返済免除の影響を除き2兆200億ドル(約300兆円)。赤字が 前年比1兆200億ドル増加した。エコノミストや政治家、格付け会社が警鐘を鳴らし、米長期債利回りが金融危機(2008)以来の水準になった。米政府は歳入不足を補うため、これまで以上の国債発行を必要としている。
ホワイトハウスはウクライナとイスラエルの軍事支援、米・メキシコ国境警備強化に1060億ドル緊急予算を求めており歯止めがかからない。26日入手した情報によると、11月17日つなぎ予算が切れると米政府機関一部閉鎖に追い込まれ、ウクライナやイスラエル、台湾在住米国人たちに軍事支援待ったなし。25日決まったジョンソン氏の仕事ぶりが明らかになる。市場は逐一織り込んでいるが、カオスを断ち切る秩序が必要になった。
日経平均先物によると、26日大証ミニ3万0540円(-0.18%)に対しラージ同、シカゴ0545円。現物より57円安い。ダウ先物3万2978ドル(-0.52%)。同58ドル安い。VIX恐怖指数21.68(+7.38%)。
26日の日経平均668円安。大引け3万0601円。TOPIX2224(-30)。プライムの出来高13億3100万株、売買代金3兆2800億円。値上がり325(値下がり1291)。10年債0.875%(+0.025)。米10年債4.973%(+0.014)。インドNifty18,857(-1.39%)、ロシアRTS1095(-0.76%)。マザーズ632.29(-2.33%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、ニッ■■■■(****)など。バフェット氏(93)と並びビルゲイツ氏(67)も日本復活に肩入れしている。出番に備えるところだ。(了凡)