グループに活気 アスカ 10月24日 (2023.10.23)
2月から新体制噛み合う
直近四半期ベースで連結最高益更新
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アスカ(7227)は好調。直近四半期ベースで連結最高益を更新。数年後が繰り上がった。2月22日、新体制に移行し「プライスアップ」(価値を上げる仕事で所得倍増)。国内外、構造変化に呼応するもので50代に若返った役員人事が軸足。グループに活気がうかがえる。この10年、ゼロ・マイナス金利のさなか約140億円調達。国内再構築60億円、インドネシアに30億円投入し次世代インフラを構築。2月から新体制に引き継がれ噛み合ってきた。昨年7月10周年のAAI(インドネシアのグループ会社)と今年12月設立70周年の同社が同心円でステップアップ。中長期連結売上高500~1000億円、営業利益率5%(第3四半期累計3.6%)が視野に入った。6月23日の上方修正によるもので、第4四半期も自動車部品中心に確り。主得意先トヨタ(7203)と三菱自(7211)の四半期推移にも明らか。飛ばしている。4月に12年続いた中国の連結子会社を清算しすっきりした。通期の連結売上高(予想)によると、自動車部品338億円(31.4%増)、制御システム32億円(5.0%増)、ロボットシステム40億円(4.5%増)、モータースポーツ12億円(1.8%減)などトータル尻上がり。AAIの成長が東南アジア主要6ヵ国(タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・ベトナム・シンガポール)の将来とオーバーラップ。人口2億7000万人のインドネシアがジャカルタからヌサンタラに首都移転するまで15~20年。移転後もジャカルタが経済の中心とみられビジネスチャンス。この間、業界指折りの3500tや1600tTRFがウルトラハイテン(高張力鋼板)加工をこなし、デジタル化に伴うヒト・モノ・カネの生産性も上がる旨前回述べた。コロナ禍やウクライナ戦争、中東情勢に拘らず事実が物語っている。算命学によると、2023年殻を破った。24年絶好調でオーバーワークに注意。飛ぶ鳥を落とす勢いという。片山社長(55)も同運だけに行き過ぎがしばしば。2月に役員がざっと20年若返り緒についた。これから10~20年人口動態でいうボーナス期。グループ若手の伸びも期待できる。
2023年11月期(連結)は、売上高437億円(30.6%増)、営業利益16億円(81.5%増)、経常利益17億5000万円(34.9%増)、純利益11億5000万円(7.7%増)に見直した。4期ぶりピークを更新し2円増配。40円配当(期末24円)を表明している。設備投資20億円(前期19億8400万円)、償却同(同22億2900万円)の計画。バランスが一段と好転した。10年前、連結売上高191億円(営業利益3億3600万円)だけに無理もない。この10年初動に相当し設立100年に向けて本格化。大化けも考えられる。オンリーワン、日本一、世界一でなくても、社員がいつまでも生活し生き残れる企業でありたい。どのような状況下であれ、品質やコストで最善の提案ができる社内体制を整え、変化する環境変化にスピードをもって対応。主要3事業の将来性を見究めるという。※6月26日発表された決算にご注意ください。