ポジション上がる カネソウ 10月17日 (2023.10.16)
計画を上回る折り返し
2024年好調のど真ん中で大活躍
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カネソウ(5979)は続伸。計画を上回る折り返し。ポジションが上がり始めた。8月7日上方修正によるもので、第1四半期19.7%増収(452.3%営業増益)の延長線上。公共投資のほか民間も反転基調にあり中長期リバウンド入り。35年ぶり本社のお色直しも新たな手掛かりだ。昨年3月、生え抜きの豊田社長(58)就任をきっかけに体制一新。後半次第で来期以降期待をもてる。国内30年デフレをはじめコロナ禍・ウクライナ戦争、「第5次中東戦争」など何でもござれ。米高金利や株安懸念に拘らず需給ギャップ解消。短・中・長・超長期も好転が見込まれる。日銀が12日発表した9月の企業物価指数によると119.3。前年同月比2.0%上昇した。企業間で価格転嫁の動きが一巡し9ヵ月連続縮小。同社も11月から一部製品の値下げに踏み切る。材料価格高止まりや諸物価上昇が続く中、適正な販売価格による収益改善に取り組み安定した供給体制を整えた。国土交通省の建設投資見通しによると、23年度70兆3200億円(前年度比2.2%増)。このうち、政府25兆3400億円(同4.5%増)。民間44兆9800億円(同1.0%増)。08年リーマンショック、11年東日本大震災を踏まえ12年「アベノミクス」スタート。金融と規制緩和、防・減災など公共投資の強化・重点化が進められ、東京五輪とインバウンド誘致が目玉になった。しかし、防・減災や国土強靭化が一巡し、AIによる技術革新、国際分業の進展、地球温暖化など今後の課題。人口減を念頭により深い分析余地があるという。第1四半期を振り返ると。鋳鉄器材5億7700万円(前年同比23.3%増)、スチール機材2億7600万円(同10.4%増)、製作金物9億1600万円(同24.4%増)、その他鋳造製品1億6400万円(同2.2%増)と軒並み続伸。採算も大幅に改善した。前年度末の反動を吸収し収益高水準。設備投資の回復が考えられる。前回述べたように、雨水・排水・防水関連製品、建築金物、防災関連製品、緑化・造園関連製品、環境配慮関連製品、外構・外路関連製品、プラント関連製品、衛生設備関連製品、福祉関連製品など開発から生産、販売までワンストップ。延べ6500種。次の100年が(創業1922年)が幕を開けた。1985年「エキスパンションジョイント」販売開始から38年。黄金分割の節目に相当し、これから凄い10年がやってくる。
2024年3月期(非連結)は、売上高82億(1.3%増)、営業利益10億5000万円(3.7%増)、経常利益10億6000万円(0.9%増)、純利益7億6000万円(7.1%増)に見直した。配当150円(中間75円)の予定。第2四半期発表(11月6日)が注目される。設備投資16億3400万円(前期5億5700万円)の計画。第8工場鋳造設備を増強する。算命学によると、2024年好調のど真ん中で大活躍。経験値の高さと確かなスキルをあちこちから求められ忙しい。一方、豊田社長は焦らずマイペース。知恵と知識で暗がりに光を放つ。23年の幸運が余波として残り引き続き順調。みんなが期待している。このため、水準訂正接近。直近の時価総額59億円(純資産140億円)。PRB0.42倍。予想配当利回り3.64%。2024~25年が見ものだ。※5月7日発表予定の決算にご注目ください。