近いうちに何か起きる 世界主要都市で東京の健在ぶり話題 (2023.10.06)
6日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。案の定戻した。4日米主要3指数反発を受けたもので、フィラデルフィア半導体指数3424(+1.43%)も支援材料。三空を見越し買い戻しが入った。米10年債上昇が一服。その後低下したため後場一段高。プライムの値上がり1725(値下がり97)にのぼる。出来高16億5200万株、売買代金3兆7400億円。引け後、先物が小確り。6日発表される米雇用統計に関心が移った。ブルームバーグによると、債券を救えるのは株の急落だけ。米地銀株の空売りがシリコンバレー銀破綻後を上回った。債券が急落し逆風強まるという。米国債メルトダウンを懸念するもので2020年3月をピークに46%安。ITバブル崩壊(01年)に伴う49%に僅か届かない。しかし、30年債の下落率53%。リーマンショック(08年)のどん底57%に近いという。このため、米地銀の下げを見越した売りポジションが積み上がり緊迫した状態。FRBの政策金利が高止まりする中で債券の打撃が大きい。金利最低で発行された固定利付債や低金利ローン債権を保有する地銀ピンチ。さらに大きな損失も考えられる。このほか、債券利回りと米株価の動きがブラックマンデー(1987年)前のチャートに酷似。債券低調時の株価上昇異例。近いうちに何か起きると警告。上昇する債券利回りに対し株価が底堅い現状から、最終的に強気が押し潰された。87年と同様、米景気後退の示唆があると株の打撃も大きいという。5日入手した情報によると、FRBが利上げすると債券と株も下落。投資家が国債を買い株の下落をヘッジする伝統的なパターンを捨てた。6日発表される米雇用統計(9月)が強いと経済の強靭さを裏づけ債券の下落加速。逆ならイールド上昇に歯止めがかかる。一方、世界主要都市で東京の健在ぶりが話題。大手町で昼間の人出がコロナ前の9割(NYマンハッタン58%)という。10月「虎ノ門ヒルズステーションタワー」が開業し、11月「麻布台ヒルズ」完成に伴い日本一高い森JPタワーお目見え。コロナ前と比べ東京の稼働床面積が3%増えている。虎ノ門ヒルズは新駅と地下鉄がつながり公共交通網と一体。ゴールドマンが虎ノ門に移転し、グーグルの子会社アルファベットはコロナ前に六本木から渋谷に移った。30年調整した日本に分がある。近い将来、南北にシリコンバレーを構え東京がNYに次ぐ金融センターに脱皮。10~12月にかかっている。巻き戻しからあく抜けの見込みだ。
日経平均先物によると、5日大証ミニ3万1120円(+0.32%)に対しラージ同、シカゴ1115円。現物より40円高い。ダウ先物3万3299ドル(-0.08%)。同169ドル高い。VIX恐怖指数18.40(-0.91%)、WTI原油先物83.83(-0.46%)。金先物1833(-0.08%)、ビットコイン円4,137,513(-0.26%)。
5日の日経平均548円高。大引け3万1075円。TOPIX2263(+44))。10年債0.800%(-0.005)。米10年債4.711%。香港ハンセン17,213(+0.10%)、インドNifty19,545(+0.56%)、ロシアRTS990(-0.13%)。マザーズ700.42(+3.34%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。冷静に対応すれば乗り切れる。(了凡)